ながさき経済web

長崎経済研究所

長崎弁、やっぱ好いとる~

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 シャギリの音を聞くと長崎っ子の血が騒ぎます。4年ぶりの「長崎くんち」もあっという間に終わってしまいました。モッテコーイ、モッテコイ‼くんちの間、長崎の町には、いつもより大きな声の長崎弁が飛び交っていたような気がします。
 そこで今回は、地元の言葉「長崎弁」をテーマにリサーチしました。

(長崎弁: 佐世保弁、五島弁など長崎県下の方言の総称として使用しています。)

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするweb アンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2023年10月10日(火)〜10月16日(月)
回答者数及び属性 : 381人
  【年 齢】30歳代以下64人、40歳代89人、50歳代122人、60歳代以上106人
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
※クリックするとグラフはすべて拡大できます。

◆約8割は、長崎弁で話す

 ふだん長崎弁で話すか尋ねたところ、「わりと話す」が40.9%で最も多く、「よく話す」の34.4%と合わせると約8割(75.3%)が長崎弁で「話す」と回答しています。一方、「あまり話さない」は17.8%、「まったく話さない」は5.5%でした。

 これを年代別にみると、長崎弁を「(よく、わりと)話す」と回答した割合は、40歳代以上では約8割を占めていますが、30歳代以下の若い年代では約6割(59.4%)となっています。

地元(長崎)以外でも長崎弁で話す人は、約6割

 さらに長崎弁を「よく話す」「わりと話す」と回答した人に地元(長崎)以外でも長崎弁で話すのか尋ねたところ、「わりと話す」が45.3%と最も多く、「よく話す」の17.1%と合わせると約6割(62.4%)が地元(長崎)以外でも長崎弁を話すと回答しています。

 これを年代別にみると、若い年代ほど地元(長崎)以外でも長崎弁で「よく話す」人が多いようです。

◆8割超が、長崎弁が「好き」

 長崎弁は好きか尋ねたところ、「好き」が42.0%で最も多く、「どちらかというと好き」の40.2%と合わせると8割を超える人(82.2%)が「(どちらかというと)好き」と回答しています。一方、「(どちらかというと)嫌い」と回答した人は、5.5%でした

◆半数は、標準語だと思っていた長崎弁がある

 また、標準語だと思っていた言葉が、実は長崎弁だったことがあるか尋ねたところ、半数(50.1%)が「ある」と回答しています。

 具体的には、「なおす(片付ける)」、「からう(背負う)」、「はわく(掃く)」が上位となっており、標準語だと思い使っていたが、実は「長崎弁なんだ!」とあらためて驚いた人も多かったようです。

◆自由コメント

【あなたが「よく使う長崎弁」、「好きな長崎弁」、「かわいいと思う長崎弁」を教えてください】

【長崎弁についてどんなイメージを持っていますか?長崎弁についてひとこと】

〇喋りやすいです。私にとって普通なこと(笑)。ラインや文字でも方言を使うことにびっくりされました。普通だと思ってました(笑)。(長崎市、30歳代、女性)

〇優しい。時々外国語に聞こえる。(長崎市、30歳代、女性)

〇福岡弁に近く、割と可愛い印象を持たれるかもしれない。私は出身が諫早なので、諫早の人同士でしゃべっていると喧嘩しているみたいに聞こえるようなので、地域によって微妙に印象が変わるのが面白い。(長崎市、30歳代、女性)

〇一言に長崎弁と言っても、南北に長く離島半島もあるので、同じ県民と言っても方言が通じない事もある。その時が一番衝撃。(長与町、40歳代、女性)

〇長崎にいると当たり前に聞こえてきて特別感はないですが、県外に行って聞こえてくると何とも言えない懐かしさが込み上げてきます。(対馬市、40歳代、女性)

〇転勤で大阪から長崎に来たので、正直、九州の方言は全部一緒に聞こえるが、なんとなく長崎の方言は優しく聞こえる。(長崎市、40歳代、女性)

〇昔、長崎に来た時は、市場のおばちゃんたちの会話が聞き取れず理解できませんでしたが、今はそんなばりばりの長崎弁を聞くことも無くなり、ちょっと寂しくもあります。(長崎市、60歳代、女性)

〇長崎、佐世保、島原、五島など、地域によって語尾やイントネーションがだいぶ違うイメージ。(長崎市、40歳代、女性)

〇女の子が使う長崎弁はかわいいが、男の人が(実際は怒っていないのに)怒ったように使う「わいが〇〇したろーが!」のような言葉は怖い。(長崎市、50歳代、女性)

〇県外(関西)に出てみて女性の話す佐世保弁のなんて可愛らしいことか初めて気づきました。(佐世保市、60歳代、女性)

〇若い時は方言が恥ずかしくてあまり話さないようにしていたと思います。今はバリバリの長崎弁です。(長崎市、60歳代、女性)

〇お国言葉というように、どこに住んでいてもその地方の方言はしみじみしてるし、そこに住んでいる誇りが感じられると思います。長崎大好きだし、長崎弁はかわいいと思っています。(長崎市、60歳代、女性)

〇童歌「でんでらりゅうば」を歌うと、長崎弁がたくさんでてくるので楽しいです。(長崎市、50歳代、女性)

(2023.10.23 高橋 純子)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長崎県内にお住まいの方限定 「リサチャン」 アンケートモニター募集中!

 「リサチャン」は「長崎」に特化した地域密着型のアンケートサイトです。 長崎県内に居住する18歳以上の方ならどなたでも参加できます。 簡単な会員登録をするだけで、アンケートのご案内のメールが届きます。
 ☆あなたもリサチャンのアンケートを通じて意見発信しませんか?
 ☆ポイントを貯める楽しみも! 会費等一切無料。 いますぐご登録を!

この記事は参考になりましたか?

参考になったらシェアお願いします!
メールマガジン登録・解除はこちらから
メールマガジン登録/解除
«
»
Copyright © 2021 株式会社 長崎経済研究所 All Rights Reserved.

ページトップ