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今どきのランチ事情

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 昨年から続く “値上げラッシュ”は、私たちの家計を直撃しています。昨年10月に実施したリサチャンアンケートでは、約9割の人が節約を意識しており、節約項目のトップは「食品」でした。
 そこで、今回は値上げが続く中でのみなさんの「ランチ事情」をリサーチしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2023年5月24日(水)~5月30日(火)
回答者数及び属性:384人
 【年 齢】30歳代以下68人、40歳代82人、50歳代134人、60歳代以上100人
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
※クリックするとグラフはすべて拡大できます。

◆平日のランチ、上位は「自宅で作って自宅で食べる」と「持参したお弁当」

 平日のランチはどうしているか複数回答で尋ねたところ、「自宅で作って自宅で食べる」(39.8%)と「持参したお弁当」(37.8%)が上位となりました。次いで「市販のお弁当」(19.5%)、「外食」(18.2%)、「社員食堂」(11.2%)と続きました。

その他:給食、コンビニでカップ麺やパンを購入、ほか                                                        

◆平日のランチにかける金額、約半数が「500円未満」

 平日のランチが「市販のお弁当」「外食」「社員食堂」「出前、宅配」と回答した人にランチにかける平均金額を尋ねたところ、最も多かったのは「500円以上800円未満」で約4割(40.3%)でした。一方、「300円以上500円未満」(35.1%)、「300円未満」(10.4%)を合わせた「500円未満」というワンコイン内の人が約半数(45.5%)となっています。

 これを年代別にみると、30歳代以下の若い年代では、「500円未満」と回答した人が約6割(58.1%)を占め、ランチにかける費用を低く抑えていることがうかがえます。

◆ランチにかける金額、「(やや)増えた」が4割超

 平日のランチが「市販のお弁当」「外食」「社員食堂」「出前、宅配」と回答した人に、値上げラッシュが続くなかランチにかける平均金額が変化したか尋ねたところ、約半数(47.4%)は「変わらない」と回答していますが、4割(43.5%)を超える人は「(やや)増えた」(「増えた」12.3%+「やや増えた」31.2%)と回答しています。一方、値上げが続く中、「(やや)減った」と回答した人も1割(9.1%)いました。

 これを年代別にみると、年齢が上がるほどランチにかける金額は「(やや)増えた」とする割合が高くなっており、「60歳代以上」では53.1%と5割を超えました。

◆約6割は、「ランチにもっとお金をかけたい」

 また、平日のランチが「市販のお弁当」「外食」「社員食堂」「出前、宅配」と回答した人に、お財布事情に問題がなければランチにもっとお金をかけたいと思うか尋ねたところ、約6割(57.8%)が「思う」と回答しています。

◆ランチで優先するポイントは、約4割が「値段(コストパフォーマンス)」

 ランチに何を食べるか考える際に最も優先するポイントについて尋ねたところ、「値段(コストパフォーマンス)」が36.5%で最も多く、次いで「美味しさ」(21.6%)、「栄養バランス」(14.8%)、「ランチにかかる時間」(7.3%)が続きました。

 約6割がランチにもっとお金をかけたい、約4割が優先するポイントは「値段」など、値上げが続くなか多くの人がランチにかける費用を節約している様子がうかがえます。
 自由コメントでは、「節約のためお弁当持参です」「スーパーで割引のお弁当を買う」などのコメントが多く寄せられた一方、「いつもはお弁当で節約し、たまの外食では好きなものを食べる」「休日のランチは豪華にする」など、多くの人が節約をしながらもメリハリをつけてランチを楽しんでいるようです。

◆自由コメント

【ランチの楽しみや工夫していることなど、「ランチ」についてひとこと】

〇たまに1人で、お金を気にせずランチすることでストレス発散になります。(西海市、20歳代、男性)

〇妻の手作りなので、何が入ってるか楽しみ。(佐世保市、30歳代、男性)

〇昼休みは仮眠を取りたいので、ご飯は時間がかからず食べられるものを選んでいます。(佐世保市、20歳代、女性)

〇ランチには、温かい汁物も食べたいので、最近は職場の冷蔵庫に乾燥野菜と味噌を常備して、即席のお味噌汁(具とお味噌をお椀に入れて、お湯を入れて混ぜるだけ)を作っています。(長崎市、60歳代、女性)

〇前日の夕方スーパーで割引のお弁当買って、翌日お昼に食べたりする日もあります。正直虚しい。お昼くらい値段のこと考えず食べたいです。(大村市、40歳代、女性)

〇低給料なので、300円台で済ませています。(長崎市、50歳代、男性)

〇節約のため極力お弁当持参です。たまに外食しますが、そんな時は値段よりも美味しいかどうかを優先させます。(長崎市、50歳代、女性)

〇食材費は上がり続けているが、節約しつつも、たんぱく質、野菜をしっかりとれるバランスのよい献立を心がける。(佐世保市、40歳代、女性)

〇とにかく好きな物を詰める(大人も子供もお弁当は特に)。ちょっとしたおやつも持って行くのでお昼が毎日楽しみです!これからの季節は保冷剤にプラスして、凍らせたゼリー、フルーツ(パイナップル)を持って行きます。(佐世保市、50歳代、女性)

〇夕食の時に多めに作って冷凍、常備菜にしてなるべくバランス良く食べるようにしている。(長崎市、30歳代、女性)

〇昔はワンコインでランチができるお店がたくさんありましたが、今はそんなお店も少なくなってきて寂しいです。(長崎市、40歳代、女性)

〇週末は、美味しいランチ情報を探して県内あちこち食べ歩くのが私達夫婦の唯一の共通の趣味です。コロナが落ち着き、やっと行けるようになったのがとても嬉しいです。(長与町、50歳代、女性)

〇なるべく午後の仕事ががんばれるように、好きなものを食べて元気を出せるようにしています。(長崎市、50歳代、女性)

〇主人のお弁当を作る時、自分の好きなおかずはわざと多めにつくり、自分の弁当箱に少し多めに盛り付けます。(笑)(大村市、50歳代、女性)

(2023.6.5 高橋 純子)

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