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マスク着用、どうしますか?

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、5月8日から季節性インフルエンザと同等の「5類」に引下げられることが決定しました。これに先立ち、マスク着用については3月13日以降、屋内屋外を問わず個人の判断に委ねられることになりました。
 そこで、今回は「今後のマスク着用」についてリサーチしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2023年2月8日(水)~2月14日(火)
回答者数及び属性:396人
【年 齢】30歳代以下68人、40歳代88人、50歳代140人、60歳代以上100人
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。                          
※クリックするとグラフはすべて拡大できます。

◆「屋外」でのマスク、9割近くが「着用している」

 現在、「屋外」でマスクを着用しているか尋ねたところ、「必ず着用している」が55.6%と半数を超え、「だいたい着用している」の32.8%と合わせると約9割(88.4%)が着用していると回答しています。
 一方、「着用していない」は2.8%と僅かで、「あまり着用していない」の8.8%と合わせても「(あまり)着用していない」と回答した人は約1割(11.6%)でした。

「屋内」では、9割超が「着用している」

 また、「屋内」でのマスク着用についても尋ねたところ、「必ず着用している」は65.7%と7割近くを占め、「だいたい着用している」の27.0%と合わせると屋内ではほとんどの人(92.7%)が着用しています。
 一方、「着用していない」は2.8%と屋外と同様に僅かで、「あまり着用していない」の4.5%と合わせても「(あまり)着用していない」と回答した人は7.3%にとどまりました。

 コロナ禍になって3年、屋外・屋内ともに約9割の人が(だいたい)着用しており、今ではマスク着用が私たちの生活にすっかり定着した様子がうかがえます。

◆今後のマスク着用、「周囲の状況をみて考える」がトップ

 今後のマスク着用をどうするか尋ねたところ、「周囲の状況をみて考える」が35.4%と最も多く、これに「屋内外ともに着用する」が30.1%、「屋外では外すが、屋内では着用する」が23.7%で続きました。一方、「屋内外ともに外す」は約1割(9.6%)にとどまりました。

 昨年11月に実施したアンケートで「どんな状況になれば、脱マスクが実現すると思うか?」と尋ねたところ、約4割(39.8%)が「コロナがインフルエンザ並みの5類感染症になったら」と回答していましたが、5類引下げが目前となった今回のアンケート結果からみると、5類引下げ後もしばらくはマスク着用が続きそうです。

           「脱マスクはいつ?」2022年11月実施

◆マスク着用の理由、トップは「自分の感染予防のため」

 マスクを「屋外では外すが、屋内では着用する」「屋内外ともに着用する」「周囲の状況をみて考える」と回答した人を対象に着用する理由を複数回答で尋ねたところ、「自分の感染予防のため(人からうつされないように)」が84.5%と最も多く、次いで「自分の飛沫防止のため(人にうつさないように)」が61.0%となり、上位はコロナ感染予防に関するものでした。これらに次いで多かったのが「コロナ以外の感染症や花粉症なども予防できるから」(50.2%)という従来からの着用理由でした。

 マスク着用は個人の判断に委ねられることになりましたが、自由回答には、「早く外したい」、「周囲の動向を見ながら」、「外したいが同調圧力を感じる」、「マスクの効用を感じているので着用を続ける」、などマスクを着用しない生活を歓迎する一方、マスクを外すことへの不安や抵抗のコメントが多数寄せられました。

◆自由コメント

【新型コロナウイルスの「5類」引下げについてひとこと。】

〇予防をしながら上手く付き合っていきたい。(佐世保市、20歳代、女性)

〇コロナ禍も長く様々な意味において不便・不自由が多く、制限された生活が続いたので、緩和されるのは賛成です。(長崎市、60歳代、女性)

〇遅いくらいです。もううんざりです。はやく元の生活に戻らないと自己免疫も弱くなりますよ。(長崎市、30歳代、女性)

〇無関心な人が心配。インフルエンザでも罹患しても出勤する常識のない人がいるので、自分の身は自分で守る必要があると思う。(大村市、40歳代、男性)

〇5類になっても油断せずに今までと変わらない感染対策を心がけて欲しい。緩和するところは緩和して、きちんと続けるべき対策は続けて欲しい。(長崎市、40歳代、女性)

〇医療関係者等の負担が減る事に繋がるのであれば良いと思います。ただ、治療費等が感染者の負担になるのは困ります。(長崎市、50歳代、女性)

【今後のマスク着用についてひとこと。】

〇マスク着用は個人的には続けたいです。着用している間、体調を崩すことがほとんどありませんでした。以前は風邪を引きやすく、インフルエンザもよく罹っており、花粉症にも悩まされていましたが、解消しました。(諫早市、30歳代、女性)

〇小学生とかが自由にはずせることは良いことだと思う。暑いのに、授業中でもずっと強制的にさせるのは可哀想。(長崎市、30歳代、女性)

〇早く取って、会いたい人に会って、たくさん話したい!!(時津町、40歳代、女性)

〇個人の判断に委ねられても、基本的に日本人は周りの目を気にするので、「個人」より「周り」が優先されるであろうと予想します。(長崎市、60歳代、女性)

〇マスクは顔が隠せて便利だった。もうマスクなしの生活には戻れない気がする。(諫早市、30歳代、女性)

〇苦しい!外したい!でも、マスク、消毒生活で風邪ひかなくなった!メイク手抜きしてる!やっぱり、マスクは、苦しすぎる!早く取りたい!(島原市、50歳代、女性)

〇マスク着用の同調圧力が怖い。(大村市、20歳代、男性)

〇自分は色んな事情で着用し続けますが、しようがしまいがそれぞれの事情を尊重しあえる社会であってほしい。(諫早市、40歳代、女性)

(2023.2.17 高橋 純子)

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