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長崎経済研究所

2022年をふりかえって

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 今年も残すところわずかとなりました。みなさんにとって2022年はどんな1年だったでしょうか。暮らしの満足度、今年のうちにやっておきたいこと、今年を漢字で表すと…?

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2022年11月29日(火)~12月5日(月)
回答者数及び属性:372人
【年 齢】30歳代以下61人、40歳代81人、50歳代136人、60歳代以上94人
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。                          
※クリックするとグラフはすべて拡大できます。                                         

◆「暮らしの満足度が高くなった」は4分の1

 
 今年(2022年)は昨年(2021年)に比べて暮らしの満足度が高くなったと思うか尋ねたところ、「そう思う」は4.8%と少なく、「まあまあそう思う」の21.8%と合わせても4分の1(26.6%)にとどまっています。一方、「そう思わない」は18.0%で、「あまりそう思わない」の26.1%と合わせた「(あまり)そう思わない」は44.1%と半数近くになりました。なお、「どちらともいえない」と回答した人は約3割(29.3%)でした。

 これを昨年同時期の調査結果と比較すると、暮らしの満足度が高くなった(「そう思う」+「まあまあそう思う」)と回答した人は、2021年は24.5%でしたが、2022年は26.6%と2.1ポイント上昇しました。一方、暮らしの満足度が高くなったと思わない(「そう思わない」+「あまりそう思わない」)と回答した人は、34.2%から44.1%に9.9ポイント上昇していて、「(まあまあ)そう思う」より「(あまり)そう思わない」の上昇幅が大きくなっています。「どちらともいえない」(29.3%)が少なくなり、「(まあまあ)そう思う」と「(あまり)そう思わない」にはっきり分かれてきています。

【暮らしの満足度が高くなったと思う理由】

〇新居を購入しました。部屋数も今まで以上に増え、家具の種類も増やし、生活の質が上がったように思います。(諫早市、30歳代、女性)

〇コロナでの規制が少しずつ緩くなりつつあるので、学校行事・イベントなども増えて、ずいぶん出来る事が増えた。したい事も出来るようになったから。(南島原市、40歳代、女性)

〇自分の暮らしに関しては、所得が増えたし、物価の高騰にも現時点では値上がりしたものを買い控えるなど対応できており、家族も平穏に過ごせているから。(佐世保市、40歳代、女性)

〇子供たちが巣立って、夫婦ゆっくり過ごせるようになった。(佐世保市、50歳代、女性)

〇福岡への帰省を増やし、週末の家族との時間を楽しく過ごしている。新幹線で所要時間が短縮されて嬉しい。(長崎市、50歳代、男性)

【暮らしの満足度が高くなったと思わない理由】

〇コロナの終息は遠そうだし、物価の上昇を確実に実感するし、収入は全く増えない。満足度が高くなる要素は全くない。(長与町、60歳代、男性)

〇賃金は上がらず、社会保険料、物価は上がり、実質賃金は下がっている。(長崎市、40歳代、男性)

〇仕事で出張が多く、家で過ごせる時間が少なかったから。(佐世保市、20歳代、女性)

〇定年退職して収入が激減したから。(長与町、60歳代、男性)

〇コロナ、コロナでこの3年遠くに旅行にも行けない。もういい加減にしてほしい! (長崎市、60歳代、男性)

【どちらともいえない理由】

〇転勤して職場が近くなり、通勤が楽になりました。でも仕事内容は増えたため、プラスマイナスゼロかなというところです。(長崎市、50歳代、女性)

〇健康面では、年相応に具合の悪いところも出てきたが、さほど支障もなく安逸に暮らしていけている。(長崎市、60歳代、男性)

〇行動制限が緩和されているので行動はしやすくなったが、何でも値上がりや販売終了などで前のように楽しく生活できてはいない。(諫早市、30歳代、女性)

〇趣味は充実していたが、生活自体は、いろいろなものが値上がりして、圧迫感を感じている。(長崎市、60歳代、女性)

◆今年になって始めたこと

 今年になって始めたことがあるか尋ねたところ、「ある」は29.6%で、昨年同時期の調査結果(33.9%)と比較すると4.3ポイント低下しました。今年になって始めたこととしては、昨年同様「運動」と「健康管理」が最も多く、「資産運用」、「勉強、資格取得」などが続きました。

【今年になって始めたこと】

〇寝る前に簡単な運動ストレッチ。お酢ドリンク、低糖質食事、月1日でも1万歩歩く。(南島原市、50歳代、女性)

〇金融機関の「積立NISA」を始めました。少額でも貯金するより資金運用かと判断。(長崎市、60歳代、女性)

〇資格取得のため試験勉強を始めました。(長崎市、60歳代、男性)

〇早起きすること。オンラインサロンにメンバー登録して購読、投稿すること。(西海市、30歳代、女性)

〇終活に向けた片付け。(長崎市、60歳代、男性)

◆今年のうちにやっておきたいこと

 今年のうちにやっておきたいことがあるか尋ねたところ、「ある」は35.2%で、昨年同時期の調査結果(38.8%)と比較すると3.6ポイント低下しました。

 今年のうちにやっておきたいこととしては、こちらも昨年同様「掃除・片付け・断捨離」が最も多く、この他では「旅行」、「ふるさと納税」などの回答が多くみられました。

【今年のうちにやっておきたいこと】

〇台所回りの少し念入りな掃除。今年の振り返り。(西海市、30歳代、女性)

〇断捨離の続きと、今後の生き方の方向性を夫婦で話す。(長崎市、50歳代、女性)

〇新幹線に乗ってどこか遠くへ行きたいです。(長崎市、60歳代、女性)

〇ふるさと納税をやりたい。(長崎市、60歳代、女性)

〇マイナポイントの申請。(諫早市、40歳代、男性)

◆今年を表わす漢字

〇忍・耐・忍耐
・楽しいことばかりではなかったが、来年のための準備期間として耐える一年。(大村市、20歳代、男性)

・コロナも3年目、行動の制約から未だ逃れられず先も見通せない中で諸物価高騰という更なる打撃に耐えた。(長崎市、60歳代、女性)
〇苦
・息子の受験で、親子で苦しんだから。(長崎市、40歳代、女性)

・生活費の逼迫と両方の両親の介護で自分自身はいっぱいいっぱい。(長崎市、50歳代、女性)
〇変
・成人となったり、住む場所が変わったり、学生から社会人になったりと、とても変化の多い年だったから。(佐世保市、10歳代、男性)

・今年早々から母親の介護が始まったり、ずっと自粛していたがボチボチ催しに出かけるようにした。  (長崎市、70歳以上、女性)
〇我慢
・まだまだ制限なく自由な暮らしに戻らないので、しばらくは 我慢かな?(長崎市、60歳代、女性)

・自分自身で行動に制限をかけている。(長崎市、60歳代、男性)
〇高
・賃金そのままの物価高で、例年より税負担が重く感じた。 物価も税金も高過ぎよ…。(長崎市、30歳代、女性)

・何でもかんでも、高くなった1年でした。(長崎市、40歳代、女性)
〇戦・戦争
・現実のものとして今この瞬間、戦争が起きているから。(長崎市、50歳代、女性)
〇忙
・娘、息子の入籍と披露宴、県外のライブ3回、友人との旅行3回、などイベントが集中したこと。(長崎市、50歳代、女性)
〇無
・こころを無にして仕事をするのみ。(長崎市、40歳代、男性)

(2022.12.14 高橋純子)

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