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もしもスマホ・携帯が、突然使えなくなったら…

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 スマホ・携帯は、私たちの日々の暮らしに欠かせないものになっています。7月2日未明に起きた大手通信会社の大規模な通信障害は、音声通話やデータ通信ができなくなるなど私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしました。
 そこで、今回は「スマホ・携帯が使えなくなった場合の備え」についてリサーチしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2022年7月13日(水)~7月19日(火)
回答者数及び属性:422人【年齢】30歳代以下81人、40歳代90人、50歳代148人、60歳代以上103人

◆約半数が、スマホ等が突然使えなくなった経験がある

 これまでにスマホや携帯電話が、通信障害・故障・紛失などで突然使用できなくなったことがあるか尋ねたところ、約半数(53.8%)が「ある」と回答しました。

【突然スマホ等が使えなくなった経験は…】

〇トイレに携帯を落として、使えなくなり、仕事の連絡が受けられなくなって大変な思いをした。(長崎市、40歳代、女性)

〇高い所から落としてオダブツ。折悪く、長崎が初めての友人が来訪する日だった。慌てたけど当日じゃ買い換えも間に合わず困り果てた。(長崎市、60歳代、男性)

〇固定電話もPCもない単身赴任時代、スマホが故障。スマホショップは営業時間外。公衆電話を探して家族や同僚に事情を説明した。翌日ショップで代替機をもらうまでは落ち着かなかった。(長崎市、50歳代、男性)

〇短時間の電波障害があった時、丁度買い物中で、レジでバーコード決済画面が出ず、時間がかかりもたつき焦り、店員と後ろの方にご迷惑をお掛けしました。結局現金で払いました。(諫早市、40歳代、女性)

〇台風の強風で、自宅近くの電線に倒木がかかり、4G通信や電話が不通となった。家のWi-Fiで携帯会社に連絡をとった。(西海市、30歳代、女性)

◆対策は、「固定電話、FAXを自宅に置く」がトップ

 スマホや携帯電話が、通信障害・故障・紛失などで突然使用できなくなった場合に備えて、どんな対策をとっているか複数回答で尋ねたところ、「固定電話、FAXを自宅に置く」が42.7%と最も多く、以下「スマホ決済ができない場合に備え、現金を持ち歩く」(32.9%)、「携帯内に登録している連絡先・写真などのバックアップをとる」(27.3%)、「公衆電話の設置場所を把握する」(21.3%)と続いています。一方、「何もしていない」と回答した人も約3割(28.9%)いました。
 今回の大規模通信障害では、IT社会の根幹を支えるライフラインのもろさが、改めて浮き彫りになりました。 自由コメントにも「改めて“もしも”に備えることの重要性を認識した」との意見が数多く寄せられました。

その他:テレホンカードを携帯する、連絡先を手帳にメモする、他                               

◆自由コメント

【今回の大規模通信障害を受けて思うこと、感じることなどご自由にお聞かせください】

〇スマホは、電気や水道などと同様に重要な社会インフラであるとの認識が国民に共有されたのではないか。(長崎市、50歳代、男性)

〇我が家は固定電話がありません。通信障害を予想したことがなかったので、今回の件は今後の対応策を考えるいい機会になりました。(長崎市、60歳代、女性)

〇緊急時、直ぐに連絡をとれない時にはどうしたら良いのかを常日頃から考えておく必要があると再認識しました。自宅電話の解約は一旦白紙に。公衆電話の場所をある程度把握しておくこと。10円硬貨の携帯。(長崎市、50歳代、女性)

〇今回、電話が3日も通じなくて困りました。大臣が通信障害の場合、別回線も使えるようなシステムを検討するというような事を言っておられましたがその通りだと思います。(長崎市、50歳代、女性)

〇携帯ひとつあれば財布もいらないし、たくさんのことができるのでとても便利だけど、一度使えなくなると電話番号さえわからなくて生活に支障がありすぎる。とりあえず、アドレス帳を作ろうかと思いました。(長崎市、50歳代、女性)

〇子供達が学校で公衆電話の使い方を習っている映像をテレビで見ました。公衆電話を使えない世代が増えているんですね。緊急時に備えて必要な教育だと思います。(長崎市、60歳代、女性)

〇前はあちらこちらにあった公衆電話が、ほとんどなくなっている。公衆電話のあるところを、把握しておくことが大事だと思った。(長崎市、60歳代、女性)

〇全てをデジタル化しようとしているけど、今回の様な場合に困ることがわかったので、完全デジタル化するならば、障害が発生した時のしっかりした対策をしておかなければならないと思いました。(長崎市、40歳代、女性)

〇システムがダウンすると関連している様々なサービスも動かなくなってしまうという、デジタル社会の負の部分が表面化した事故だと思った。(佐世保市、30歳代、女性)

〇家族の連絡先もわからなくなるため、主要な番号は控えておくようにしたい。また通信障害時の連絡方法を家族で考えておくことが必要だと思った。(長与町、30歳代、女性)

〇携帯を無くした時の事を考えるとカード以上に怖いと思った。(長崎市、60歳代、女性)

以上

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