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長崎経済研究所

「プラスチック製品の利用」について

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 2022年4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行されます。この新法は、プラスチックの使用量を減らすだけでなく、資源として循環する社会を目指していくことを目的としています。
 そこで、今回は「プラスチック製品の利用」についてリサーチしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2022年2月24日(木)~3月2日(水)
回答者数及び属性:340名【年齢】30歳代以下72名、40歳代83名、50歳代110名、60歳代以上75名

◆7割超が、プラスチック製品の利用削減を「意識している」

 普段の生活でプラスチック製品の利用削減を意識しているか尋ねたところ、「意識している」が18.5%、「多少意識している」が52.6%で、合わせると7割超(71.1%)の人が削減を「(多少)意識している」と回答しています。一方、「意識していない」は1.8%、「あまり意識していない」は12.1%でした。
 年代別にみると、年齢が上がるほど「(多少)意識している」との回答割合が高くなっており、特に「60歳代以上」では8割がプラスチック製品の利用削減を意識しています。

◆コンビニなどの取組み、「よく知っている」「聞いたことがある」は約9割

 「プラスチック資源循環促進法」で、コンビニ、飲食店、ホテルなどにプラスチック製品(スプーン、歯ブラシ、ハンガーなど)の使用削減への取組みが求められていることを知っているか尋ねたところ、「よく知っている」は35.3%、「聞いたことがある」は54.1%で、合わせると約9割(89.4%)の人が認識していました。一方、「知らない」と回答した人は約1割(10.6%)でした。
 なお、コンビニ、スーパーなどでは、4月以降プラスチック製品の有料化、軽量化、代替素材への転換など様々な削減への取組みが実施される予定になっています。

◆プラスチック製スプーンやフォーク、有料なら「(できるだけ)利用しない」が9割超

 スーパーなどで提供されるプラスチック製スプーンやフォークが、もし有料になったら今まで通り利用するか尋ねたところ、「利用しない」が47.6%、「できるだけ利用しない」が44.4%で、合わせると9割超(92.0%)が「(できるだけ)利用しない」と回答しています。
 「今までどおり利用する」は僅か4.7%にとどまり、「わからない」と回答した人は、3.2%でした。
 自由回答のコメントでは、「もともと貰わないようにしている」「無料だと要らなくても貰ってしまうので、有料にするのは良い」「必要な人はお金をだして買えば良いと思う」などの意見が複数ありました。

【自由コメント】

◆プラスチック資源循環促進法についてひとこと。

〇プラスチック製品からの完全脱却は難しいが、再利用する意識と世の中の流れが変化すれば、プラスチックの利用は削減できると思う。(長崎市、40歳代、男性)

〇プラスチック製品削減には賛成です。できるだけ協力したいとは思っていますが、この物に溢れた世の中、なかなか急に変えるのは難しいと思います。卵パックを紙パックに、トレーを紙に変えラップのようなビニールで被うなど、箱や容器を紙など燃やせる物に変えられないのかと思います。(長崎市、40歳代、女性)

〇レジ袋を利用する際は料金が発生するようになったが、それがどれくらいプラスチックの削減につながったのか気になります。(長崎市、20歳代、女性)

〇スーパー等での袋は無料化してほしい。エコバックは不衛生になる。(長崎市、30歳代、女性)

〇取り替えできないほどの便利さから脱却できないなら、リユース・リサイクルを推し進めるしかないだろう(長崎市、60歳代、男性)

〇プラスチックもゴミ出しで分別してリサイクルしているので、製品の削減については、あまり考えていなかったが、協力できることはしていきたいと思う。(長崎市、60歳代、女性)

〇プラスチックではなく原料は自然に還元される木、竹、紙等に変え、マイスプ-ン・マイ箸等を義務化すべきだ。(長崎市、70歳以上、男性)

〇わかりやすいアピールのためのものなので、本当に無駄なことをしているなと思う。(長崎市、30歳代、女性)

〇使用するのが悪いのではなくて、ポイ捨てするのが悪いのでは。ちゃんとゴミ箱に捨ててそれがリサイクルされれば、何の問題もないのではないかと思います。論点がずれていると思うのは私だけでしょうか。(長崎市、50歳代、女性)

〇レジ袋と同じで、庶民の僅かな努力では削減効果は期待できず、企業全体の取り組みが必要です。(長与町、60歳代、男性)

◆不要または過剰だと感じているプラスチック製品は?

〇コーヒーショップのプラスチック製のカップ(長崎市、50歳代、女性)

〇ネットで小さな商品を注文したのに、たくさんの緩衝材に包まれて、びっくりするくらい大きな包装で届くのは過剰だと思う。(長崎市、60歳代、女性)

〇コロナ禍でテイクアウトする飲食店が増えているが、毎回プラスチックのケースでもらうのが問題だと思う。(長崎市、30歳代、女性)

〇肉、魚、惣菜…スーパーに並ぶ多くの食材に使われるプラスチックトレイは不要。昔の紙包装でいいと思う。(長崎市、50歳代、男性)

〇スーパー等での精肉や鮮魚販売時のパックは、別の物に出来ないのかと思う。自宅からタッパー等を持参して必要分だけ量り売り等にするといった方法にできないものか。(諫早市、40歳代、女性)

〇華美で不要な”過剰包装””上げ底包装”が多すぎる。ほんと、何とかせんば!(怒)(長崎市、70歳以上、男性)

〇クリーニングに出したときのプラスチック製ハンガー   。(諫早市、40歳代、男性)

◆普段の生活でプラスチック製品削減に向けて取り組んでいること

〇コーヒーチェーン店では、カップ持ち込みか、お店のマグカップに入れてもらう。スーパーの精肉はトレーに入れずにお肉屋さんのように紙で包んでもらうのがいいと思う。(長崎市、30歳代、女性)

〇プラスチックのストローは買わないようになりました。子供たちにも、言って聞かせて大切に使うようにしています。(長崎市、30歳代、女性)

〇買い物の際は必ずエコバッグ持参したり、お弁当を購入してもスプーンやフォーク、お箸を貰わないでマイ箸を利用したりと小さなことから心がけています。(長崎市、40歳代、女性)

〇例えば、コーヒーを買ったときに付いてくるクリームは使わないので断ります。もし貰っても捨てることになるので。プラスチック製品だけでなく、何か買った時に付属として付いてくる物があれば、必要かどうか聞いてもらえたら断りやすくなり、廃棄するゴミも少しは減ると思います。(長崎市、50歳代、女性)

〇プラスチック製品に限らずコンビニやスーパーでは割りばし、スプーン、フォーク、ソース類は貰わないようにしている。当たり前の事だがゴミの分別は注意している。(長崎市、60歳代、女性)

〇無料でもらえるプラスチック製品のスプーンやフォークをなるべく貰わないように気をつけ、お弁当などを食べる時は自宅にある洗浄すれば繰り返し使えるカトラリーを使うようにしています。一人ひとりができることはわずかかもしれませんが、たくさんの人々が生活の中でちょっと意識をすれば大きな削減につながるだろうな~と思います。チリ積もでコツコツがんばろー!(佐世保市、30歳代、女性)

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