~長崎県民アンケート・リサチャン★レポート~
春3月。進学や就職、転勤を控え、引っ越しの準備を始めている人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は「引っ越し」についてお尋ねしました。
| 調査方法:長崎県内に居住する18歳以上の男女をモニターとするwebアンケートサイト「長崎県民アンケート・リサチャン」で実施 調査期間:2026年2月17日(火)~2月24日(火) 回答者数及び属性:422人 【年齢】30歳代以下59人、40歳代95人、50歳代131人、60歳代以上137人 |
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
◆ これまでに引っ越しした回数・・・「2回~5回」が5割強、「10回以上」も1割強
これまでに何回くらい引っ越ししたか尋ねたところ、最も多いのは「2回~5回」(53.6%)で5割強でした。それより多い「6回~9回」(21.6%)も2割強あり、それをさらに上回る「10回以上」(13.3%)も1割強ありました。「1回」(7.3%)まで含めると ‘引っ越し経験がある’ (95.8%)人がほとんどでした。
「10回以上」の人からは、荷造り・荷解きの大変さからか「陶器類が嫌いになりました(笑)」(長崎市、60歳代、男性)というコメントが寄せられました。

年代別にみると、概ね年代が上がるほど回数が多く、 ‘6回以上’ は30歳代以下(17.0%)と60歳代以上(43.0%)では倍以上の違いがあります。
性別にみると、 ‘6回以上’ は、女性(25.9%)よりも男性(48.2%)が倍近くになっており、これは、男性の方が単身赴任しているケースが多いためではないかと思われます。
なお、「0回(今春に予定なし)」の人に、引っ越ししてみたいと思うか尋ねたところ、「思う(思ったことがある)」が64.7%、「思わない(思ったことがない)」が35.3%でした。

◆ 引っ越しの理由、目的、きっかけ・・・「進学・就職・転勤・転職・退職」が7割強
引っ越しの理由、目的、きっかけを尋ねたところ、最も多いのは「進学・就職・転勤・転職・退職」(72.3%)という進学や仕事に関わるもので7割強となりました。次に多いのも、「自宅の建築・購入」(52.8%)、「結婚・出産など家族構成の変化」(35.3%)というライフイベントに関わるものでした。

年代別にみると、 いずれの年代も「進学・就職・転勤・転職・退職」が最も多く、「自宅の建築・購入」は年代が上がるほど回答割合が大きくなっています。
性別にみても、最も多いのは「進学・就職・転勤・転職・退職」ですが、回答割合は女性(64.1%)よりも男性(83.6%)が大きく、「結婚・出産など家族構成の変化」は男性(29.1%)よりも女性(40.1%)の方が大きくなっています。

◆ 引っ越しで面倒だと感じること・・・「荷造り」が8割超、「荷解き」も7割近く
引っ越しで面倒だと感じることを尋ねたところ、最も多いのは「荷造り」(81.5%)で8割超となりました。次に多いのは「荷解き」(67.7%)、「不用品の処分」(61.0%)ですから、皆さん、 ‘荷物’ の扱いを面倒だと感じているようです。
これらに次いで多いのは、「掃除・片付け」(60.5%)、「電気・ガスなどライフラインの手続き」(58.5%)、「役所への転出・転入の手続き」(55.1%)で5割を超えています。その他にも、「引っ越し業者の選定」(38.3%)、「引っ越し業者の手配」(33.8%)、「不動産業者との手続き」(32.3%)、「ご近所への挨拶」(26.4%)といろいろ面倒に感じることがあるようです。
自由回答でも、「普段の生活を送りながらの引っ越し準備は大変です。一人で頑張らず、そばにいる誰かに頼ることも大事です。」(川棚町、50歳代、女性)、「荷造りの前、まずすべき事は不用品の処分です」(佐世保市、60歳代、女性)、「各種手続きですぐに完了しないものがあるので早め早めに行動を!」(佐世保市、30歳代、女性)といったコメントが寄せられました。
いずれの年代、性別でも、最も多いのは「荷造り」、次いで「荷解き」ないし「不用品の処分」となっています。

◆ 引っ越し業者選定の基準・・・「料金」が8割超、「評判」が約6割
引っ越し業者を選定する基準が何か尋ねたところ、最も多いのは「料金」(79.5%)で約8割、次いで「評判」(56.0%)が約6割です。以下、多い順に「日程」(39.3%)、「接客態度」(30.6%)、「サービス内容・メニュー」(30.4%)となっています。
いずれの年代、性別も、最も多いのは「料金」、次いで「評判」となっています。また、「サービス内容・メニュー」については、男性(22.4%)よりも女性(35.9%)の方が重視しているようです。

◆ 見積り依頼をした業者数・・・「2社」と「1社のみ」が約3割
見積り依頼(比較サイト含む)した業者数を尋ねたところ、「2社」(32.3%)と「1社のみ」(30.6%)が約3割、次いで「3社」(19.0%)が約2割です。「4社」と「5社以上」はわずかです。
「その他」には、勤務先から業者を指定されているケースや業者を使わず自分たちで作業を行ったケースなどが含まれます。
年代別、性別にみて大きな違いはありません。

◆ 引っ越しして良かったこと・・・「不用品を処分する機会になった」と「住環境が良くなった」が5割近く
引っ越しして良かったことは何か尋ねたところ、「不用品を処分する機会になった」(48.5%)と「住環境が良くなった」(45.3%)がいずれも5割近くとなっています。次いで、「気分転換になった」(24.0%)、「交通や買い物の利便性が良くなった」(20.3%)などとなっています。
面倒なことも多い引っ越しですが、苦労の甲斐あって良かったことも多いようです。なかでも、面倒だったこととして上位にあがっていた ‘不用品の処分’ ですが、自由回答には、「断捨離には一番良い機会だと思います」(長崎市、60歳代、女性) 、「引っ越しは面倒だけど、不用品の整理のいいチャンスです。プラスに考えて頑張るしかないと思います。」(長崎市、50歳代、女性)などのコメントがたくさんありました。
年代別、性別にみて大きな違いはありません。

◆ 引っ越しで困ったこと、失敗したこと・・・「想定より費用がかかった」と「どの段ボールに何が入っているのかわからなくなった」が約3割
引っ越しで困ったこと、失敗したことがあるか尋ねたところ、最も多かったのは「想定より費用がかかった」(30.4%)、次いで「どの段ボールに何が入っているのかわからなくなった」(26.2%)、「想定より時間がかかった」(21.8%)、「粗大ごみの処分に手間がかかった」(16.8%)などとなっています。「その他」には、「旧居に忘れ物をして、そのまま失くしてしまった」、「荷物の紛失。予定の時間よりも業者が早く来たため荷物の確認が疎かになってしまった」などの意見がありました。
一方で、「とくにない」(28.5%)というスムーズにできた人も約3割います。
年代別、性別にみて大きな違いはありません。

◆ 自由意見
引っ越しの思い出、これから引っ越しする人へのアドバイスなど、いろいろな意見が寄せられました。
◯父の仕事の都合で沢山引っ越しをしました。いろんな土地に友達が出来て楽しかったです。(佐世保市、50歳代、女性)
◯引っ越ししたことはないけど妄想することはあって、インテリアを統一感持たせたり家具の配置を考えたり…。新生活が始まるなら納得のいくよう妥協せず選択してほしい。(長崎市、40歳代、女性)
◯転勤族で引っ越しが多い人は、なるべく荷物を少なくコンパクトな生活スタイルでいる事が引っ越し先のスペースに柔軟に対応出来ると思います。終の棲家が決まったら、そのスペースに合わせた贅沢をしましょう。(長崎市、60歳代、男性)
◯引っ越し先の何処に何を置くとしっかり決めてから梱包した方が、荷解きが凄く楽だと思います。洋服類も収納先ごとに分けて梱包すると、そのままなおす(当社注:片付ける、収納する)だけで良いので。(諫早市、50歳代、女性)
◯繁忙期の値段、凄まじいので、時期が調整できるならずらして!(長崎市、30歳代、男性)
◯引っ越し業者を最安値で選んだ結果、荷物の搬送が限定的で追加料金を払った挙句、引越し当日に片付かなかった。サービス内容を慎重にチェックすべき。(長崎市、60歳代、女性)
◯子どもたちが育ったマンションで、子どもたちが盛大に落書きした壁のクロスははがして今も思い出の品としている。(佐世保、50歳代、男性)
◯子どもの頃は親の都合で何度も引っ越しさせられて本当にイヤでした。仲良しの友達もあまりいませんでした。だから、自分の子どもには同じ思いをさせたくないので、絶対に引っ越しはしません。(長崎市、40歳代、女性)
◯環境整備・気分転換には、いい機会とも言えますが、変化によるストレスにも注意が必要ではとも思います。(壱岐市、50歳代、男性)
◯18で就職のため県外へ。家から出たいと思っていたが、駅で見送られ列車が走り出すと流石に涙が溢れて止まらなくなり、なかなか席につけなかった。その時の思いを久しぶりに思い出し懐かしくなりました。ありがとう。(佐世保市、60歳代、女性)
(2026.3.4 宮崎 繁樹)