リサチャン★アンケート ながさき暮らしのデータBOX
桃の節句も終わり3月も半ば、桜の季節が近づいてきました。桜といえばお花見をイメージする方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はお花見についてリサーチしました。
【調査方法】 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。 【調査期間】 2025年3月6日(木)~3月12日(水) 【回答者数】 383人 【年 齢】 30歳代以下 57人、40歳代 79人、50歳代 132人、60歳代以上 115人 ※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。 |
皆さんに今年はお花見に行くかを尋ねたところ、「行く」との回答は15.7%でしたが、「たぶん行く」が38.4%あり、合わせると54.1%と過半数が「(たぶん)行く」との回答でした。一方、「行かない」は11.2%、「たぶん行かない」が25.1%となり、合わせると36.3%が「(たぶん)行かない」との回答でした。なお、「わからない」とする人は9.7%でした。
年齢層別にみると、50歳代では「(たぶん)行かない」(46.2%)が「(たぶん)行く」(43.9%)を上回っていますが、60歳代以上と30歳代以下、40歳代では「(たぶん)行く」が6割ほどとなっています。
お花見に「(たぶん)行く」と回答した人(207人)に、その理由を複数回答で尋ねたところ、「桜を観たいから」が87.0%と圧倒的に多く、これに「雰囲気を楽しみたいから」が44.4%で続きました。そのほかでは、「一緒に行きたい人がいるから」が21.7%、「イベントが好きだから」が13.0%となっており、「飲食したいから」(8.2%)や「お酒を飲みたいから」(4.8%)は一桁にとどまりました。
属性別にみても、概ね同様の傾向ですが、年齢層別では、30歳代以下では「一緒に行きたい人がいるから」が4割を超えており、上の年代より20ポイント以上高くなっています。
お花見に「(たぶん)行かない」と回答した人(139人)に、その理由を複数回答で尋ねたところ、「人混みは避けたいから」が最も多く43.2%、これに「忙しくて暇がないから」が25.9%で続きました。このほかでは、「花粉症だから」(22.3%)、「花見に興味がないから」(21.6%)、「通勤や通学などの途中で桜を観ることができるから」(20.1%)、「まだ寒いから」(18.7%)が2割前後となっています。総じて健康面への影響を考慮した理由が多いようです。
年齢層別では、40歳代が「忙しくて暇がないから」が39.3%と他の年齢層を上回っているのが目立ちます。また、性別では、「人混みは避けたいから」がいずれもトップながら、男性の方が女性を10ポイントほど上回っています。
以下、お花見に「(たぶん)行く」「わからない」と回答した人(244人)に尋ねました。
お花見に何回くらい行きたいかを尋ねたところ、「1回は行きたい」が57.0%と6割近くを占めました。次いで「2回くらい行きたい」が27.5%、さらに「3回以上は行きたい」は6.6%となり、合わせると「2回以上行きたい」が34.1%でした。一方、「まだわからない」は9.0%でした。
属性別にみると、性別での違いはみられませんでしたが、年齢層別では、50歳代と40歳代は「1回は行きたい」が6割台と高く、60歳代以上、30歳代以下を上回っています。一方、「2回くらい行きたい」は30歳代以下(38.5%)と60歳代以上(30.1%)が多くなっています。また、「2回以上行きたい」は30歳代以下では「1回は行きたい」を上回っています。
お花見には何か所くらい行ってみたいかを尋ねたところ、「1か所は行きたい」との回答が48.4%と半数近くを占めました。次いで「2か所くらいは行きたい」が32.4%、さらに「3か所以上行きたい」が10.2%となり、合わせると「2か所以上行きたい」との回答は42.6%でした。なお、「まだわからない」は9.0%でした。
年齢層別にみると、50歳代では「1か所は行きたい」が60.6%と6割を占めるのに対し、60歳代以上と30歳代以下は「2か所以上行きたい」が「1か所は行きたい」を上回り、40歳代も同率となっています。
お花見は誰と行きたいかを複数回答で尋ねたところ、「家族と」が79.5%と最も多く、群を抜いています。これに次ぐのが「友人・知人と」で28.7%、さらに「一人で」が19.3%、「パートナー(彼氏・彼女など)と」が10.7%でした。一方、「職場の人と」は2.5%にとどまっており、基本的にプライベートで行くものとなっています。
年齢層別にみると、60歳代以上では「一人で」が下の年齢層より高めとなっており、性別では、女性は男性よりも「友人・知人と」が多いようです。
お花見の予算について複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「1,000円以上3,000円未満」で42.6%、次いで「1,000円未満」が22.1%となっています。一方、「お金は使わない」との回答も21.7%ありました。
属性別にみても、大きな違いはなく、「1,000円未満」、「1,000円以上3,000円未満」、「お金は使わない」の3つが中心となっています。
どのようなお花見をするのかを複数回答で尋ねたところ、「桜を観ながら散歩やドライブをする」(60.2%)と「近場で花見をする」(59.8%)がともに6割となり、「桜の名所で花見をする」(45.9%)を上回りました。また、「(お酒なし)食事をしながら花見をする」は20.1%でしたが、「(お酒あり)食事をしながら花見をする」は8.6%にとどまりました。「泊りがけで、遠方で花見をする」との回答は4.1%でした。
属性別では、30歳代以下と40歳代は「(お酒なし)食事をしながら花見をする」が3割前後と上の年齢層より20ポイントほど高くなっており、性別では男性は「近場で花見をする」が最も多く、女性は「桜を観ながら散歩やドライブをする」がトップで、男性を13ポイントほど上回っています。
おすすめのお花見スポット
178人から挙げてもらいました。多かったのは公園(82人)、道沿い(25 人)、家の近く(22人)、川沿い(12人)などでした。
★公園・・・立山公園(長崎市、15人)、大村公園(大村市、14人)、西海橋/公園(西海市、13人)、橘公園(雲仙市、7人)など。そのほか以下の通り。
【長崎市】風頭公園・日見公園・桜町公園・平和公園・東琴平公園・片淵水源地公園・東公園・元宮公園・琴海中央公園・出雲近隣公園・本原公園・唐八景 【佐世保市】佐世保公園・天神公園・干尽公園・ニミッツパーク・神崎鼻公園 【諫早市】諫早公園・のぞみ公園 【島原市】島原城・島原運動公園 【雲仙市】とけん山公園 【西海市】四本洞公園 【長与町】中尾城公園・天満宮公園 |
★道沿い
【長崎市】日見夢大橋公園付近、国道42号線の芒塚町付近、稲佐山登山道、小江原地区さくら通り、日見地区桜並木、横尾地区桜並木 【諫早市】森山町桜並木・多良見町207号線さくらのトンネル・大草駅あたり 【松浦市】松浦駅から山代駅までの間 【長与町】高田駅付近 など |
★川沿い
【長崎市】琴海利根川沿い、矢上の八郎川沿い 【佐世保】佐世保川沿い 【諫早市】本明川沿い 【大村市】郡川周辺 【佐々町】佐々町の河津桜 |
★近所・近く
職場の桜、家・ベランダから見える桜、近所の小さな公園、など。 |
★その他
【長崎市】卸団地・西山ダム・東高校・さくらの里・長大経済学部 【佐世保市】吉井駅 【西海市】伊佐ノ浦ダム 【南島原市】日の江城 【時津町】カナリーホール など |
お花見にまつわるエピソード
(2025.3.18 笠戸、中村)