新型コロナ「第8波」や新たな変異ウイルスが懸念される中、間もなく年末年始を迎えます。忘年会や新年会、人との接触の機会が増えてきますが、これからのマスク着用について、あなたはどう考えますか？
そこで、今回は「マスク着用」をテーマにリサーチしました。
| 調査方法 ： 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。 調査期間 ： 2022年11月25日（金）～12月1日（金） 回答者数及び属性：400人 【年 齢】30歳代以下71人、40歳代91人、50歳代135人、60歳代以上103人 |
複数人で会食する場合、「マスク会食」（飲食時はマスクを外し、会話する際に着用する）を行っているか尋ねたところ、 「行っている」が24.5％で、「時々行っている」の24.5％と合わせると約半数（49.0％）が「（時々）行っている」と回答しています。一方、「行っていない」と回答した人は27.5％で、「会食はしない」と回答した人も23.5％いました。
これを年代別にみると、マスク会食を「行っている」と回答した人は、50歳代以上では約3割（50歳代27.4％、60歳代以上27.2％）でしたが、40歳代以下では約2割（30歳代以下19.7％、40歳代20.9％）となっています。また、40歳代では約3割（29.7％）が「会食はしない」と回答していますが、30歳代以下ではその割合が16.9％となっています。
屋外でマスクを着用しているか尋ねたところ、「必ず着用している」が約半数（48.5％）を占め、「できるだけ着用している」の35.0％と合わせると着用している人は8割（83.5％）を超えました。
一方、「着用していない」は3.8％と僅かで、「あまり着用していない」の12.8％と合わせても「（あまり）着用していない」と回答した人は16.6％でした。
政府は、今年5月に屋外でのマスク着用について、原則不要（人との距離が十分に確保できなくても、会話が少ない場合など）との考え方を公表しましたが、コロナの収束が見えない現状では、まだ多くの人が屋外でもマスクを着用しているようです。
これを年代別にみると、「必ず着用している」と回答した割合は50歳代が約6割（57.0％）と最も多く、他の年代においても4割を超えています。各年代とも8割前後が「着用している」と回答しているなか、30歳代以下では4分の1（25.3％）が「（あまり）着用していない」と回答しています。
普段どんな種類のマスクを着用しているか複数回答で尋ねたところ、94.3％が「不織布マスク」との回答でした。このほかでは、「布マスク」が15.5％でした。
今後どんな状況になれば、日常生活や職場、屋内を含めて脱マスクが実現すると思うか尋ねたところ、「特効薬が実用化したら」（45.0％）と「コロナが収束したら」（43.5％）がいずれも4割を超えており、これに「コロナがインフルエンザ並みの5類感染症になったら」（39.8％）、「感染者数が減ったら」（34.0％）、「政府がマスクを外すことを提言したら」（28.8％）が続いています。
【マスク着用についてひとこと】
〇ワールドカップを見ると、みんなマスクをしてないので、心の底から羨ましい。重症化率も下がってるし、マスクを外しても良いのではと思う。（長崎市、30歳代、女性）
〇仮に今、政府がマスクを屋内でも外していいと言われてもまだまだ外そうという気にはならない。（佐世保市、20歳代、女性）
〇政府が外していいと発表しないと、いつまでも同調圧力がある。（長崎市、30歳代、女性）
〇マスクをしたまま人と会うことが多いのでマスクを外した相手の顔を知らないこともある。（長崎市、30歳代、女性）
〇顔が半分かくれることによって、メリットもあるが、やはりマスク荒れや、人の顔を覚えにくいなどデメリットもあるので、マスクは着用したい人がするという、以前の状態に戻ることが望ましい。（佐世保市、40歳代、女性）
〇最近の物価高で家計が厳しく、マスク代もばかになりません。消耗品なので1度購入したらしばらく大丈夫という物でもないのでどうにかできたらと思います。（長与町、40歳代、女性）
〇感染のリスクが少ない所でマスクをはずすのは良いと思うが、人が多い所や換気が十分ではないところでマスクをはずすのはまだ抵抗がある。都市部では人との距離がとれるところが少なく脱マスクはなかなか浸透しにくい。（時津町、40歳代、女性）
〇小学生以下に強制しないでほしい。（時津町、40歳代、女性）
〇これからの冬はマスクを着用すると暖かいし喉も潤うしコロナと関係なく着けていると思う。でも、自宅でははずして家族で過ごす。 職場では着ける。 咳が出ている時は着ける。その時々で対応していきたいと思う。（長崎市、40歳代、女性）
〇長いマスク生活になってしまい、もはや顔の一部となりスッピンメガネで出かけることが多くなり今後はずすと貴女誰？になりそうな気がしてきました。今年の冬も色んなカラーマスクを着用して少しでも楽しむしかない。（諫早市、60歳代、女性）
〇医療従事者です。マスクの着用によって、コロナ以外の呼吸器感染症の罹患者が減っていると聞いています。マスクは様々な感染症の予防に有効だと思いますので、空気が乾燥する冬季は着用がよいと思います。（長崎市、60歳代、女性）
〇マスク着用はファッションの一部として習慣になり、定着して抵抗はない上、持病治療として免疫抑制剤を服用中なので、私は現行のままが良い。（島原市、70歳以上、女性）
(2022.12.8 高橋純子）
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