ながさき経済web

長崎経済研究所

「週休3日制」について

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 新型コロナの影響もあり、在宅ワークや時差出勤など私たちの働き方が多様化する中、ワークライフバランスの実現に繋がる制度として、今「週休3日制」が注目されています。
 そこで、今回は「週休3日制」についてリサーチしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2022年3月24日(木)~3月30日(水)
回答者数及び属性:403名【年齢】20歳代以下12名、30歳代61名、40歳代86名、50歳代146名、60歳代75名、70歳代以上23名

◆週休3日制、「(条件付き)賛成」が6割超

「週休3日制」に賛成か尋ねたところ、「賛成」が34.0%、「条件付き賛成」が31.3%で、合わせると6割超(65.3%)が「(条件付き)賛成」と回答しており、「反対」と回答した人は14.1%にとどまりました。また、「わからない」と回答した人も20.6%おり、自由回答にも「週休3日制という働き方を初めて聞いた」「3日も休むなんて考えたことがなかった」などのコメントが寄せられました。

「賛成」理由のトップは、「体力・気力が充実する」

 週休3日制に「賛成」「条件付き賛成」と回答した人(263名)にその理由を複数回答で尋ねたところ、「体力・気力が充実する」(71.5%)と、「趣味などの時間が増える」(68.1%)の2つが上位を占めました。このほかでは「子育てや介護の時間が増える」が46.4%と比較的多く、以下、「仕事面の自己啓発の時間ができる」(32.7%)、「副業・複業する時間ができる」(22.8%)、「ワークシェアリングにより雇用機会が増える」(19.8%)となっています。
 自由回答にも、制度を導入することで「心身のリフレッシュを含めプライベートが充実する」「育児・介護と仕事との両立がしやすくなる」などのワークライフバランスの充実を期待するコメントが多く寄せられました。

「反対」理由のトップは、「収入が減る]

 また、「反対」「条件付き賛成」と回答した人(183名)にもその理由を複数回答で尋ねたところ、「収入が減る」が65,0%で最も多く、次いで「仕事が停滞する」が54.6%となりました。このほかでは、「残業が増える」が31.1%、「勤勉さが失われる」が18.6%、「休みの時間を持て余す」が10.9%となっています。
 自由回答では「休みが増えることには賛成だが、収入が減るのは困る」「残業や休日出勤が増えそう」など導入した場合のデメリットを心配する声や「週休2日ですら有給を取得できていないのに3日は無理」との意見が多数寄せられました。

◆「週休3日制」についてひとこと

〇現在、週休2日も必ずしもできていないですが、休みが増えるのは体力回復や介護、子育てなど色々な事を出来る時間が増えていいことだと思う。(長崎市、40歳代、女性)

〇休みが増えることで、仕事へのやる気アップへ繋がると思います。しかし、週5日でこなしていた仕事量を週4日でしなければならないことや、休みが増えた分収入減の心配があります。(長崎市、30歳代、女性)

〇効率良い働き方、新しい働き方が検討される良いきっかけになりそう。収入減につながると困るが、休みを増やし家族時間や個人の時間が増えるのは嬉しい。趣味や習い事、旅行やいろんなことに時間を使えてリフレッシュでき、仕事意欲も増す。(長崎市、40歳代、女性)

〇週休3日制を初めて聞いたので、そのメリットデメリットを詳しく知りたいなーと思いました。(南島原市、40歳代、女性)

〇老人介護の仕事をしていますが、人が足りないのにこれ以上休めと言われたら、その穴を埋めるにはやっぱりマンパワーが必要なので無理でしょ?人材足りているとこはいいけど、長崎なんて人手が足りないところが多いんじゃないかな。(長崎市、50歳代、女性)

〇現在週休2日すらできていないところが多いです。まして労働基準法すら守られていないところもあるのでそちらを解決するほうが先では?(長崎市、40歳代、男性)

〇私は派遣なので週3になれば給料が減るので反対です。リモートワークも出来ない会社で、休みが多くてもコロナで何も出来ないので働いた方が良いです。(長崎市、50歳代、女性)

〇今と同じ仕事量だと、結局出勤日に残業する事になる人が多そうなので、仕事の効率化等を同時に進めた方が良いと思います。実際に導入しようとしている企業は休みが多くなる分給料は減るみたいですが、子育てや介護をしている人、副業をしたい人等、給料が減っても時間を優先したい人がいると思うので、週休2日か3日を選べる仕組みを職場が用意しているといいなと思います。(長崎市、50歳代、女性)

〇個々人が、今よりも柔軟な生き方や働き方をするためには大事な制度だと考えます。(長崎市、60歳代、男性)

〇人間、世のため人のため、あくせく働いてなんぼのもんじゃ。3日も休んでどうする。(長崎市、60歳代、男性)

〇平日の休みが欲しい。市役所などの手続きが全くできないため、土日は身体的な休息時間として活用し、あと1日を趣味や仕事の日にできないことに利用したい。(諫早市、20歳代、女性)

〇ワークライフバランスの取れる魅力的な制度ですが、収入面が気になります。減ってしまうのであれば微妙です。副業が可能な職場では無いので、収入が減るのは痛手です。(諫早市、30歳代、女性)

〇休みの3日間のうち1日くらいは他の仕事ができればいい。(大村市、50歳代、男性)

〇週休2.5日からスタートするなど、段階的に実施してみてはどうか?仕事の生産性、達成度を損なわずに効率よく進めることができるか?は疑問。その前に、残業をゼロにすることが先にも思われる。(西海市、30歳代、女性)

〇週の半ばに休みがあるだけで随分楽になり、仕事のモチベーションも上がると思います。できれば会社により火水木のいずれかを休みにして、平日にしかできないことを分散してやれるようになればいいなと思います。(長与町、40歳代、女性)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長崎県内にお住まいの方限定 「リサチャン」 アンケートモニター募集中!
 「リサチャン」は「長崎」に特化した地域密着型のアンケートサイトです。 長崎県内に居住する18歳以上の方ならどなたでも参加できます。 簡単な会員登録をするだけで、アンケートのご案内のメールが届きます。
☆あなたもリサチャンのアンケートを通じて意見発信しませんか?
☆ポイントを貯める楽しみも! 会費等一切無料。 いますぐご登録を!

リサチャン https://researchan.jp/ [ リサチャン 長崎] で検索 ~

この記事は参考になりましたか?

参考になったらシェアお願いします!
メールマガジン登録・解除はこちらから
メールマガジン登録/解除
«
»
Copyright © 2021 株式会社 長崎経済研究所 All Rights Reserved.

ページトップ