~長崎県民アンケート・リサチャン★レポート~
時間は有効に使いたいものです。最近ではタイパなんて言葉も聞かれますが、その対極にあるのが「待ち時間」かもしれません。今回は、次のようなケースで、どれくらいの時間ならイライラしないで心穏やかに待てるか尋ねてみました。
| 調査方法:長崎県内に居住する18歳以上の男女をモニターとするwebアンケートサイト「長崎県民アンケート・リサチャン」で実施。 調査期間:2025年10月21日(火)~10月27日(月) 回答者数及び属性:410人 【年齢】30歳代以下64人、40歳代92人、50歳代130人、60歳代以上124人 |
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
◆ 電話での「少々お待ちください」・・・「30秒」が3割、「1分~2分」が4割
電話の相手から「少々お待ちください」と言われたとき、どれくらいの時間で「長いなあ」、「待たせるなあ」と思うか尋ねたところ、最も多いのは「1分~2分」(43.9%)でした。次に多い「30秒」(32.0%)と合わせると約4分の3(75.9%)になりますから、イライラせずに待てるのは ‘ 30秒から1、2分 ’ あたりが限界ということでしょうか。

年代別にみると、 ‘ 30秒から1、2分 ’ が、「40歳代以上」の7~8割、「30歳代以下」でも6割超にのぼります。また、おおむね年代が若いほど 許容できる待ち時間が長めのようです。
性別にみると、男女とも ‘ 30秒から1、2分 ’ が7割台を占めますが、男性より女性の方が、許容できる待ち時間が幾分長めのようです。

※「0秒(少しでもだめ)」はn=0
◆ バス・電車の遅れ・・・待てるのは「5分」と「10分」が4割
バス・電車を待っているとき、どれくらい遅れると「長いなあ」、「待たせるなあ」と思うか尋ねたところ、最も多いのは「5分」(40.0%)、次いで「10分」(36.6%)となっています。この2つを合わせると約4分の3(76.6%)になりますから、 ‘ 5分から10分 ’ あたりが限界ということでしょうか。

年代別にみると、「40歳代以上」は ‘ 5分から10分 ’ が約8割、それより短い時間が1割未満です。一方、「30歳代以下」は前者が6割台にとどまり、後者が3割近くになっていますから、他の年代に比べてバス・電車の遅れに厳しいのかもしれません。
性別にみて大きな特徴はみられません。

◆ エレベーター・・・「30秒」来なければ「待たせるなあ」と思う人が3割
エレベーターを待つとき、どれくらいの時間で「長いなあ」、「待たせるなあ」と思うか尋ねたところ、最も多いのは「1分」(36.1%)、次いで「30秒」(29.8%)と「1分超」(29.0%)が約3割となっています。
年代別、性別にみて大きな特徴はみられません。

◆ 会議・打ち合わせの時間延長・・・「10分」と「30分」が4割
会議・打ち合わせが予定の時刻になっても終わらない場合、他に予定がないとき、どれくらい延長になると「長いなあ」、「待たせるなあ」と思うか尋ねたところ、「10分」(37.1%)と「30分」(34.1%)が約4割となり、この2つで7割超(71.2%)を占めます。
なお、「0分(少しでもだめ)」(3.2%)、「5分」(11.7%)も勘案すると、 ‘ 10分以内 ’ が半数(52.0%)になります。

年代別にみると、おおむね年代が下がるほど許容できる延長時間が短めで、「30歳代以下」では「0分(少しでもだめ)」(9.4%)と「5分」(15.6%)の割合が他の年代に比べて幾分高くなっています。
性別にみると、女性の方が男性よりも許容できる延長時間が幾分短めのようです。

◆ 待ち合わせ相手が連絡なしに遅刻・・・半数近くが「10分」
待ち合わせの相手が約束の時間に来ないし連絡もない場合、どれくらい待たされると「長いなあ」、「待たせるなあ」と思うか尋ねたところ、最も多かったのは「10分」(48.3%)で半数近くを占めました。それと同じくらいに多いのは「30分」(41.0%)で、この2つを合わせると9割近く(89.3%)を占めます。
なかには、「0分(少しでもだめ)」(4.9%)という人もいれば、一方で「1時間」(4.1%)さらには「1時間超」(1.7%)という人もいます。
年代別、性別にみても、8~9割が「10分」と「30分」です。


◆ 待ち時間の過ごし方・・・9割が「スマホを見る」
病院や役所、銀行など、待つことがある程度予想できるとき、あるいは待たざるを得ない状況のとき、何をして過ごすか尋ねたところ(3つまでの複数回答)、最も多かったのは「スマホを見る」(89.3%)で約9割にのぼりました。次に多いのは「本や雑誌を見る」(50.0%)で半数があげています。以下、多い順に、「考え事をする」(22.2%)、「テレビを見る・ラジオを聞く」(21.5%)、「他の用事を済ます」(16.6%)などとなっており、なかには「何もしない」(10.5%)も1割ありました。

◆ 自由意見
待たされたこと、待たせたこと、待ち時間の過ごし方など「待ち時間」についてお尋ねしました。時間に遅れることは許せない、待ち時間を有意義に使う、スマホがあるので待つことが苦にならなくなった…などいろいろな意見が寄せられました。
○自分が時間にキッチリしているので、待たされるのは無理です、やむを得ない事情であれば仕方ない ですが、次回から付き合い方を考えます。(長崎市、70歳以上、男性)
○会議体のように多人数が参加するイベントでは、遅れた時間は遅刻なく参加した人全員の時間を無駄にしているのだから、その点を十分考えて、10分位は余裕を持って行動すべし。(長与町、60歳代、男性)
○自分自身はわりと待てる方だと思っている(何かしら一人で過ごせるから)。でも相手を待たせないように心がけている。“時間泥棒”で相手の時間を無駄にさせたくない。だから時間にルーズな人はあまり好きではない。(長崎市、50歳代、女性)
○携帯電話が有ると待ち時間も長く感じないかも… 友達と待ち合わせしてる時に「何分くらい遅れそう」と連絡が有るとイライラせずに待てそうです 連絡は大事ですよね~(西海市、60歳代、女性)
○携帯が社会の常識になってから連絡がつきやすくなり、待ち合わせ時間が守られなくなったように思う。(時津町、40歳代、女性)
○待つと言えば宅配の日時指定がストレス感じます。インターホンが聴こえないと困るのでテレビもつけず、ベランダやトイレにいる時にたまたま来た時もあるので、とにかく部屋でじっと待機たっぷり2時間待つことも。(諫早市、60歳代、女性)
○田舎に住んでいることで、待ち時間に対して耐性がついた気がする。都会の電車やバスの待ち時間が短くて「早いなぁ、本数多いなぁ」と最近驚いた。(西海市、40歳代、女性)
○都会の人は、人気の飲食店などによく何時間も並ぶもんだと感心し(あきれ)ます。(長崎市、50歳代、男性)
○アイドルのグッズ販売の順番待ちで4時間くらい待ったことがありますが、野外で真冬だったこともあり対策はしていったものの寒くて寒くて修行のようでした。(長崎市、50歳代、女性)
○年を取る毎に、時間の貴重さを感じます。学生の頃は、時間にアバウトだった事を、今更に反省しています。なので、今は早めの行動をし、待ち時間は読書しています。待たされた場合にも寛容でありたいと思います。(長崎市、60歳代、女性)
○待たされて「時間ができたラッキー」と思う。待たせることもしばしばあるので、プライベートの約束は待たせていい相手としかしない。(五島市、30歳代、男性)
○待ち時間は貴重なゆとり時間と捉える!(長崎市、30歳代、男性)
(2025.11.6 宮崎 繁樹)