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長崎経済研究所

キャッシュレス決済、今後は?2024

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 政府は、2025年までにキャッシュレス決済の比率を40%にすることを目指して2019年から様々な取り組みを行ってきました。約5年が経過した現在、キャッシュレス化はどこまで進んだのでしょうか。

 そこで、今回は「キャッシュレス決済」をテーマにリサーチしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2024年4月3日(水)~4月9日(火)
回答者数及び属性:385人
【年 齢】30歳代以下62人、40歳代87人、50歳代130人、60歳代以上106人
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
※クリックするとグラフはすべて拡大できます。

◆「キャッシュレス決済が現金より多い」が約6割

 普段の買い物や飲食における決済方法について、現金とキャッシュレス決済のどちらを利用することが多いか尋ねたところ、「キャッシュレス決済が現金より多い」が59.7%と6割近くを占めています。これに「現金とキャッシュレス決済がほぼ同じくらい」(19.5%)、「現金がキャッシュレス決済より多い」(15.1%)と続き、「現金のみでキャッシュレス決済は全くしない」は5.7%にとどまりました。

 今回の結果を、これまでの調査結果(19年4月(消費税率引上げ前)、19年10月(引上げ直後)、21年4月、22年4月、23年4月、24年4月)と比較すると、「キャッシュレス決済が現金より多い」は、19年4月は約2割(20.5%)だったのが、24年4月は6割近く(59.7%)と3倍になっている一方、「現金がキャッシュレス決済より多い」は、19年4月の4割台(45.8%)から24年4月は1割台(15.1%)に縮小しています。

 また、これを年代別に見てみると、「現金がキャッシュレス決済より多い」が、19年4月は30歳代以下と50歳代で半数近くを占めていました(30歳代以下:49.3%、50歳代:49.4%)が、24年4月に10%台(30歳代以下:17.7%、50歳代:14.6%)まで減少しています。

◆キャッシュレス決済の理由、上位は「スムーズに会計できるから」と「ポイントが貯まるから」

 利用頻度に関わらず「キャッシュレス決済をする」と回答した人にその理由を複数回答で尋ねたところ、「スムーズに会計できるから」(83.2%)と「ポイントが貯まるから」(82.9%)が上位を占めました。以下、「キャンペーンや割引などの特典が受けられるから」(35.8%)、「キャッシュレス決済のお店が増えたから」(33.9%)が続きました。

◆現金を使用する理由、トップは「お金の動きが見える、管理がしやすいから」

 「現金のみでキャッシュレス決済は全くしない」と回答した人に、その理由を複数回答で尋ねたところ、「お金の動きが見える、管理がしやすいから」(72.7%)がトップとなり、次いで、「お金を使いすぎないから」(50.0%)となりました。

◆キャッシュレス決済の利用場所、「スーパー」「コンビニエンスストア」が上位

 これまでにキャッシュレス決済を利用したのある場所を複数回答で尋ねたところ、「スーパー」(90.6%)と「コンビニエンスストア」(88.2%)が約9割にのぼりました。このほか、「飲食店」(76.3%)、「ドラッグストア」(72.5%)、「ショッピングセンター」(64.5%)、「衣料品店」(60.9%)でも6割を超えました。

◆今後、キャッシュレス決済を導入してほしい場所、「病院、調剤薬局」が6割超

その他:駐車場、美容院、学校関係の支払い等

 今後、キャッシュレス決済を導入してほしい場所を複数回答で尋ねたところ、群を抜いて「病院、調剤薬局」(62.3%)がトップとなりました。次いで、「タクシー、バス、電車、鉄道」(33.5%)、「飲食店」(31.2%)、「スーパー」(23.6%)が続きました。

◆今後、キャッシュレス決済を「(どちらかといえば)増やしたい」が約7割

 今後、キャッシュレス決済による支払いを増やそうと思うか尋ねたところ、「増やしたい」が35.8%、「どちらかといえば、増やしたい」が35.8%で、合わせると約7割(71.6%)が「(どちらかといえば)増やしたい」と回答しています。これに対して、「減らしたい」(1.0%)、「どちらかといえば、減らしたい」(1.8%)は僅かとなりました。また、「特に考えていない、わからない」と回答した人は26.2%となりました。

 これを年代別に見ると、「(どちらかといえば)増やしたい」と回答した人の割合は、50歳代(28.5%)と60歳代以上(31.1%)に比べて、40歳代(43.7%)と30歳代以下(48.4%)の比較的若い世代でその割合が多いことがうかがえます。

◆自由コメント

【「キャッシュレス決済」についてひとこと】

便利だけれども、お金に対する価値観というか「今月は使いすぎたな」とか「大切に使おう」などの気持ちが希薄になる。お祝いなどは現金で渡すのはなくならないでほしい。(長崎市、50歳代、女性)

〇小さい子供がいると財布から現金を出すのが面倒でキャッシュレスが非常に助かる。(長崎市、30歳代、女性)

〇キャッシュレス決済は非常に便利ではあるが、現金が目に見えない分、日々いくら使っているのか把握出来ないという一面もあるので、節約の努力をしている。(長崎市、40歳代、男性)

〇スマホで手軽に支払えるし、ポイントも貯まるので良いが、通信障害が起こると使えなかったりするのが困る。学校は物品購入など高額なのに現金ばかりで不満。(佐世保市、40歳代、女性)

〇使う側としては特典やポイント等がありお得で便利だが、導入した加盟店には手数料が発生しそれが売上げの負担になっている部分もあるので加盟店側の手数料や仕組みを考えないといけないのではと思います。(諫早市、50歳代、女性)

〇田舎で近くに金融機関がないので、現金だけの時は毎回お金をおろすのが面倒でした。今は1ヶ月以上銀行に行かない事も多いです。停電やシステムエラーなどの心配はあるけど便利です。(五島市、50歳代、女性)

〇使い慣れると、お財布さえも重く感じられます。一つのものでことが足りる便利さをもっとお年寄りに浸透させてほしい。嫌がらず、手取り足取り、経験を積ませる取り組みが必要だと思います。(長崎市、50歳代、女性)

〇対応していない店が田舎には多い。レジで対応できない店員さんが年配者に多い。(南島原市、70歳代以上、男性)

〇キャッシュレス決済が便利なのはよく理解できているが、子供達はそれが当たり前すぎてお金にかぎりがある事をあまり理解できてない気がする。その点をどう教えていこうか悩んでいる。(長与町、40歳代、女性)

〇非常に便利で気に入ってます。現金を引き出さなくても、通帳に連携させていれば気にせず使えるところがいいです。(島原市、50歳代、女性)

(2024.4.22 井上 翼)

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