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長崎経済研究所

長崎県の温泉の源泉数・湧出量あたりの宿泊人員 ~「温泉利用状況」より~

 長崎県には雲仙・小浜をはじめ各地に温泉があり、県内外から観光客が訪れている。
 

 「温泉利用状況」(環境省)によると、長崎県の源泉数や湧出量はここ20年ほどあまり変わっておらず、年度延宿泊利用人員(参考数値。以下、宿泊人員と記す)もコロナ禍の時期を除けば大きな変化はない。
 2022年度の上記調査によると、長崎県の源泉数は203カ所で全国29位(九州4位)、湧出量は約27,000ℓ/分で同29位(5位)、宿泊人員は約1,416千人で26位(5位)と、いずれも中位からやや下位にある。

 
 しかし、「源泉数あたりの宿泊人員」は6,974人で同15位(1位)、「湧出量あたりの宿泊人員」は53人で同22位(1位)と、全国順位は中位、九州では1位となっている(沖縄は源泉数・湧出量ともに少ないので除く)。
 さらに、「宿泊施設数当たりの収容定員」が146人(全国10位、九州1位)と多いことも勘案すると、長崎県は源泉数・湧出量の割には宿泊収容能力が高く宿泊人員も多いことがうかがえる(図表1、2)。


(2024.4.8 宮崎 繁樹)

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