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長崎県への「まん延防止等重点措置」の適用を受けて

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 新型コロナの変異株(オミクロン株)が、全国で猛威を振るっています。長崎県内においても感染者が急増し、1月21日から長崎市と佐世保市を対象に、1月26日からは県下全域を対象に「まん延防止等重点措置」が適用されています。そこで今回は、同措置のもとでの意識や行動についてお尋ねしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調査期間 : 2022年1月24日(月)~1月31日(月)
回答者数及び属性:452名【年齢】20歳代以下15名、30歳代67名、40歳代109名、50歳代167名、60歳代74名、70歳代以上20名

◆「オミクロン株への感染が心配」は9割超

 
自分や身近な人がオミクロン株へ感染することを心配しているか尋ねたところ、「これまで以上に心配している」が47.3%、「これまでと同程度心配している」が44.9%で、合わせると9割超の人がオミクロン株への感染を心配しています。
 

◆「外出を自粛する」との回答が9割超

 
 長崎県は、「不要不急の外出を控える」ことを県民に要請しています。そこで、どれくらい外出を自粛するか尋ねたところ「できるだけ自粛する」が67.0%、「多少自粛する」が27.0%で、合わせると9割超の人が「自粛する」と回答しています。
 年代別にみると、年齢が上がるほど「できるだけ自粛する」との回答割合が高くなっており、「50歳代」以上では7割を超えています。

◆「外出自粛にストレスを感じる」との回答が7割超

 
 外出自粛について、どれくらいストレスを感じるか尋ねたところ、ストレスを「強く感じる」が28.1%、「やや感じる」が44.7%に対し、「それほど感じない」は23.5%、「感じない」は3.8%となりました。
 これを年代別にみると、ストレスを「強く感じる」のは「30歳代」以下では4割程度、年代が上がるに従いその割合は減少し、「60歳代」以上では2割程度となっています。

◆無料PCR検査、「機会があれば受けてみたい」が6割超

 
 現在、長崎県では、無症状の県民を対象に無料のPCR検査が行われています。この検査を受けてみたいか尋ねたところ、「機会があれば受けてみたい」が61.7%となり、「是非、受けてみたい」(7.1%)と「既に受けた・受ける予定」(2.9%)も合わせると7割を超えました。一方、「受けたいと思わない」は28.3%でした。

◆長崎県への「まん延防止法等重点措置」の適用を受けてひとこと

〇これまでと同じやり方では、社会が破綻してしまうと思います。ウィズコロナで経済と医療両方守っていけたらいいのにと思います。(長崎市、30歳代)

〇またか、といった気持ちですが、自分にも関わる事なので、県民として協力しようと思います。(長崎市、40歳代)

〇もう誰が感染してもおかしく無い状況。今は外出も接触も会食も外食も我慢して、早く穏やかな社会を取り戻したいですね。(佐世保市、50歳代)

〇やむを得ないとは思うが、重症化率が低いことが明確になり、かつ、ピークを過ぎた場合は早急に解除する方向で検討してほしい。(長与町、60歳代)

〇医療機関、飲食関係、保健所等の官公庁の方等本当にお疲れ様とお伝えしたいとともに、少しでも早い収束を願います。(大村市、50歳代)

〇飲食店では、コロナ対策の認証店というお墨付きをもらったにもかかわらず、認証店以外の店と何ら差のない今回の対応に、相当怒りがあるようです。東京のように柔軟な対応を検討していただき、経済を動かしつつ効果的な感染対策を講じていただくよう願います。(長崎市、50歳代)

〇飲食店の時短営業、20時閉店は早すぎる。家族で夕食を食べにファミレスに行ったが、子供に対して「早く食べて!」ってイライラするし、「あと10分しかない!」と慌ててバタバタ食べて、非常に満足度が低かった。(長崎市、30歳代)

〇感染力が強いので感染する可能性は高いと思うが、重症化しにくいとニュース等で聞くので恐れはそれほどない。仕事や学校なども休みになっていないので外出自粛も緩やかな気がするが、用がない限りできるだけ外出しないよう心がけている。ただ、学校関係の行事等が中止になっているので残念すぎる。(長崎市、40歳代)

〇人流は止めずに経済の循環を考えた措置と思うが、検査を充実させて証明付き行動を促すことも効果があると考えます。(新上五島町、50歳代)

〇第6波はこれまでに比べて感染力が強いと言われ、子ども・孫らの身近でも感染者が出るなどそのことを実感している。重症化リスクは低いとのことだが、高齢者はやはり警戒すべきだろう。(長与町、70歳以上)

〇夫は医療従事者。長崎県の適用前から外食はひとりでも、同居家族とでも禁止されていますし、2年間県外にもでていません。夏休みは、毎年北海道旅行を楽しみにしていましたが、それももちろんできるはずもなく、県内で楽しむだけです。医療従事者はこんなに節制して生活しているのに、この結果は残念です。(長崎市、50歳代)

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