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金融犯罪被害防止に対する意識について

ながさき暮らしのデータBOX  ~リサチャン★レポート~

 年末から年始にかけて忙しい日々が続きますが、防犯対策は万全ですか?この時期は、盗難や詐欺などさまざまな金融犯罪が増加する傾向にあります。そこで今回は金融犯罪被害防止に対する意識についてリサーチしました。

調 査 方 法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
調 査 期 間 : 2021年11月19日(金)~11月24日(水)
回答者数及び属性:419名【年齢】30代以下74名、40~50代257名、60代以上88名

◆4割超が「金融犯罪被害、不審な電話やメールを受けたことがある」と回答

 自分自身や家族が、振り込め詐欺、還付金詐欺、フィッシング詐欺などの怪しい電話やメールを受けたり、被害にあったりしたことがあるか尋ねたところ、「ある」が41.1%、「ない」が58.9%となっています。 
 年代別でみると、『60代以上』は他の年代に比べて「ある」と回答した割合が33.0%と低くなっています。

相談相手は「家族」が最多。一方、「誰にも相談しなかった」も多数

 振り込め詐欺、還付金詐欺、フィッシング詐欺などの怪しい電話やメールを受けたり、被害にあったりしたことがあると回答した172人にその時、誰に相談したか尋ねたところ、最も多かったのは「家族」で48.3%。一方、「誰にも相談しなかった」も41.9%となっています。
 その他として、「携帯ショップ」「会社の同僚など」「クレジットカード会社」「消費者生活センター」「弁護士」などの意見がありました。


金融犯罪への対応、約7割が「家族と話したことがある」と回答

 怪しい電話やメールを受けた場合の対応について、ご家族と話をしたことがあるか尋ねたところ、「ある」が68.0%、「ない」が32.0%となっています。
 年代別でみると、「家族と話したことがある」と回答した割合は『50代』が77.9%と最も高くなっており、最も低い『30代以下』(52.7%)とは25.2ポイントの開きがあります。 

金融犯罪の被害への警戒感、高齢層より若い世代の方が強く

 自分自身が金融犯罪の被害にあう可能性について尋ねたところ、「可能性は全くない」が13.1%、「可能性はほとんどない」が39.4%に対し、「可能性は少しある」が37.7%、「可能性はとてもある」も9.8%となっています。
 年代別でみると、「可能性は全くない」「可能性はほとんどない」を合わせた“被害にはあわない”と考えている人は『60代以上』が最も多く63.7%となっているのに対し、最も少ない『30代以下』は40.5%にとどまっています。若い世代の方が高齢層と比較して警戒感が強い一方、高齢層は警戒感が低い傾向にあります。金融犯罪の手口は年々巧妙化しており、金融犯罪の被害にあわないよう注意を呼び掛け続けることが必要のようです。

巧妙化する金融犯罪に地域ぐるみで注意を!

 「金融犯罪を防止するための対策として有効だと思うもの」を複数回答で尋ねたところ、「金融機関等の窓口での声掛け」が73.5%と最多でした。また「テレビ・ラジオ・新聞・SNS等での啓発」(65.2%)や「防犯対策について家庭内での情報共有」(61.3%)も6割超に上りました。
 近年、巧妙化している金融犯罪の被害に巻き込まれないようにするためには、金融機関やメディア、防犯講話・防犯セミナー等、様々なチャネルを通じた金融犯罪に関する情報提供に耳を傾けることが重要です。それに加えて、こうした情報を踏まえ、日頃から家族や友人など地域・コミュニティで話題にすることによって防犯への意識を高めておくことが、万一の時の未然の〝気づき″につながるものと考えられます。

金融犯罪被害防止のための普段の対策

・家族間で合言葉を決めておく。

・不審な電話は取らない。

・身に覚えのない内容のメールに反応しない。

・家族に必ず話をする。

・怪しいと感じるメールは開けずにネットでアドレスや件名・見出しを入れて調べてからどうするか決めています。悪質なものであれば迷惑メール報告して削除します。家庭内で怪しい電話やメールがあった場合は家族で相談してからどうするか決めています。

・離れた家族(親等)とコミュニケーションを欠かさないようにしている。

・心当たりのないメールのリンクは開かない。知らない電話番号は取らない。不審なメールや電話は家族と情報共有する。

・普段よりラジオやTVニュースの情報に耳を傾けている。

・非通知の電話には出ません。

・金融犯罪の手口が、年々、巧妙化しているので、メールなど注意していますが、どのようなことがきっかけとなって、自分が被害にあうのか分からないので、とても不安に感じています。さまざまなメディア媒体を使って、最新の具体的な事例を指し示して、警察などが注意を呼び掛けてもらいたいと思います。

・無料と言う言葉につられないよう こどもたちに話している。

・自分が騙されないと思わずに、騙される可能性があると意識する。

・家族でなんでも話せる関係をつくるため、ふだんからいろんな出来事などを話している。また、知人などとも話し、情報を得たり、テレビ、ラジオからも情報をもらう努力をしています。

・ナンバーディスプレイで知らない番号には出ない。家にいても留守電にしておく。

・高齢の母への注意喚起。

・強いて言えば、ニュース等で事例が出ると必ず手口を詳しくチェックして、気を付けるよう親に伝えています。 親は何度か詐欺の電話を受けていますが、騙されることもなく、電話の相手を諭した事もあるみたいです。家族の電話での話し方を熟知しているから間違う事はないとの事なので、時々電話で会話することも対策になるかもしれません。

・年齢的にまだ心配無いとタカをくくっていますが、いつ何時被害に遭うか気を付ける事は必要だと思います。 今のところ宅電、携帯電話共にその類いの怪しい電話がかかってきた事はありません。私の場合は取引の銀行にそれぞれ担当の方がいらっしゃるので連絡いただいたり、相談に出向いたり、良好な関係が築けています。

・金融犯罪被害のニュースを見て家族間で話題にする事で危機意識を共有する事。

・あやしいメールは開かない 電話のそばには金融詐欺防止の張り紙をして気をつけている。

・県警生活安全課にすぐ連絡する。

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