リサチャン☆アンケート ながさき暮らしのデータBOX
相変わらず、物価高が続いています。皆さん、どう対応していますか? 今回は、日々の暮らしでの「節約」について伺いました。
【調査方法】 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。 【調査期間】 2025年2月5日(水)~2月12日(水) 【回答者数】 397人 【年 齢】 30歳代以下 62人、40歳代 81人、50歳代 140人、60歳代以上 114人 ※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。 |
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◆日頃から節約を意識している? ⇒ 「意識している」が9割以上
日頃から節約を意識しているか尋ねたところ、「強く意識している」が29.2%、「ある程度意識している」が63.7%となっており、合わせると意識している人が92.9%を占めました。一方、「あまり意識していない」は6.3%、「全く意識していない」は0.8%にとどまりました。
「強く意識している」の割合を年代別にみると、40歳代が38.3%、30歳代以下が35.5%と4割弱を占め、60歳代以上(27.2%)、50歳代(22.9%)を上回っているのが注目されます。また、性別では男性より女性の方がやや多いようです。
◆節約を意識する理由は? ⇒ 「モノやサービスが値上がりしているから」が8割超
節約を意識する主な理由を3つ以内の複数回答で尋ねたところ、「モノやサービスが値上がりしているから」が80.2%で群を抜いており、大半の人が挙げています。これに「将来の生活に備えて貯蓄するため」が40.1%、「収入が少ない・減ったから」が34.1%で続いています。そのほかでは、「習慣的に節約している」が30.4%、「不況・景気への不安がある」が23.3%となっています。
これを属性別にみると、「モノやサービスが値上がりしているから」に次ぐものとしては、「将来の生活に備えて貯蓄するため」が30歳代以下で54.4%と他の年代より多くなっており、「収入が少ない・減ったから」は60歳代以上が52.7%と他の年代より多いのが目立ちます。なお、男女別では大きな違いはみられません。
◆ここ3ヶ月で、節約したのは? ⇒ 「普段の食事」や「外食・テイクアウト」
ここ3ヶ月ではどのような項目で節約したかを複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「普段の食事」で61.5%、次いで「外食・テイクアウト」54.9%、「衣類・靴・服飾雑貨など」49.9%となっており、これらが主要な節約項目でした。このほかでは「娯楽」が33.5%、「水道光熱費」が31.5%と比較的多くなっています。一方、「特に節約していない」との回答は5.0%にとどまりました。
これを属性別にみると、年代では「普段の食事」の割合が40歳代・30歳代以下が上の世代を上回っています。また、30歳以下では「娯楽」が46.8%と3位になっており、他の年代を上回っています。
また、性別では、女性は「普段の食事」が68.3%と男性(51.0%)を大きく上回っており、「外食・テイクアウト」も同様に比較的多いようです。逆に、男性は「娯楽」や「交通費や自動車関連」などは女性より多いようです。
◆食品を多少高くても買う理由になるのは? ⇒ 「美味しい」と「国産」が上位
食品購入の際、多少高くても買う理由になるものを、3つ以内の複数回答で尋ねたところ、「美味しい」が69.8%でトップ、次いで「国産品」が57.9%でした。“美味しくて国産”であれば、多少高くても購入する理由になるようです。このほかでは、「添加物不使用・添加物が少ない」が32.2%、「時短できる」が20.2%と2割を超え、「とりたい栄養素を含んでいる」(17.1%)、「期間限定品」(14.1%)、「産地直送品」(12.1%)が1割台でした。
属性別にみると、「美味しい」はいずれの年代も7割程度ですが、「国産品」や「添加物不使用・添加物が少ない」では60歳代以上が他の年代より多いのが目立ちます。また、「時短できる」は若い層ほど多く、30歳代以下は30.6%となっています。一方、「産地直送品」は年齢が上がるほど多く、60歳代以上は21.1%となっています。
男女別では、「添加物不使用・添加物が少ない」、「時短できる」などは女性が多く、「美味しい」は男性がやや多くなっています。
◆食費を節約したいとき選ぶ方法は? ⇒ 「安く買えるところ」と「セール(特売)のとき」が上位
食費を節約したいと思ったとき選ぶ方法を3つ以内の複数回答で尋ねたところ、「安く買えるところ(店、通販、等)で買う」が68.3%、「セール(特売)の時に買う」が62.0%と、ともに6割台となり、「割引やポイント還元を利用する」が48.1%で続きました。これら上位3つは“安く買う”ことでした。
4位以下には“工夫する”ことが登場します。「必要なもの以外買わないようにする」は32.5%、「材料を使い切る・使い切れる量しか買わない」も24.2%と比較的多く、さらに「安い食材を選ぶようにする」(13.1%)、「お得な大容量・増量品を買う」(12.6%)も1割を超えています。
属性別にみると、30歳代以下は「安く買えるところ(店、通販、等)で買う」が83.9%と多く、「割引やポイント還元を利用する」も54.8%と2位に入っており、「お得な大容量・増量品を買う」(24.2%)も上の年代を上回っています。一方、60歳代以上では「必要なもの以外買わないようにする」(43.0%)、「材料を使い切る・使い切れる量しか買わない」(31.6%)が下の年代より多いようです。
◆ふだんの食料品購入で注目する安さのポイントは? ⇒ 上位は「コスパ」と「商品自体の安さ」
ふだん食料品を購入する際に注目する安さのポイントを3つ以内の複数回答で尋ねたところ、上位は5割台となった「コストパフォーマンス/価格に対する品質がいいか」(57.9%)と「商品自体の安さ」(53.7%)でした。そのほかでは、「グラム・個数当たりの安さ」(45.1%)、「他店より安いか(宅配・通販を含む)」(33.2%)が比較的多く、「セール品かどうか」(25.2%)、「ポイントが付く」(21.2%)も2割を超えました。
属性別にみても概ね同様の傾向ですが、40歳代と50歳代は「コスパ」がトップ、一方、30歳代以下と60歳以上は「商品自体の安さ」がトップとなっています。
◆今後の食費は? ⇒ 6割方が「今と同じくらい節約したい」
今後の食費についてはどう考えているのか尋ねたところ、最も多かったのは「今と同じくらい節約したい」との回答で58.9%を占めました。これに「食費はいままで以上に節約したい」が23.4%で続き、上位2つを合わせると「節約したい」との回答が8割超となっています。
一方、「食費の節約は難しい」との回答が12.6%あり、これに「食費での節約は考えていない」の4.3%を合わせると2割近くが食費の節約には否定的となっています。
属性別にみると、「食費はいままで以上に節約したい」との回答が30歳代以下は45.2%、40歳代も27.2%と上の年代より多くなっています。また、節約に否定的な回答は男性が24.8%と女性(11.3%)より多いのが目立ちます。
◆まとめてみると
2022年から続くインフレも4年目。賃上げも追いつかない状況ですが、皆さんの回答をみると、9割方が節約を意識し、生活防衛に取り組んでいます。もちろん、年齢層や性別によって違いもみられますが、物価高のなか、いろいろ工夫をしながらメリハリもつけて消費生活を送っている姿がうかがえます。
・節約の中身は、ふだんの食事、外食・テイクアウト、衣類などを中心に、水道光熱費や娯楽なども。
・食品については、“美味しくて国産”なら多少高くても購入する。
・食費を節約したいときは、「安く買えるところで買う」、「セールのとき買う」、「割引やポイント還元を利用」が上位、次いで「必要なものだけ」「使い切れる量だけ」などの買い方の工夫も多い。
・食料品を安く買うポイントは、「コスパ」と「商品自体の安さ」。
・今後の食費については、8割方が「(今までくらいか、今以上に)節約したい」
◆節約について、ひとこと
・どんなものでもお得に買えたら嬉しい!無理しすぎない程度に楽しく節約していきたい!(佐世保市、30歳代女性)
・特に子どもが食べるものに関しては、安さよりも安全性を重視しているので、なかなか節約は難しいです。(長崎市、30歳代女性)
・楽しみながら節約すること。ストレス溜まる節約は良くないと思ってます。(諫早市、30歳代女性)
・節約することを苦に思わない生活レベルを維持したい。(諫早市、30歳代男性)
・物価高で節約は意識してますが、我慢のし過ぎもよくないので、時にはプチ贅沢します。(大村市、40歳代女性)
・余分なものを買わないように、空腹時の買い物は控えるようにしてます。(長崎市、40歳代女性)
・20年以上働いても給料が殆ど上がらない中小企業が多すぎる。(長崎市、40歳代男性)
・必要なものを必要な分だけ買うのが結局一番節約になると思う。(長与町、40歳代女性)
・節約もしたいけど、給料が上がってほしいと思う人の方が多いですよね。(長崎市、50歳代女性)
・高いけど食べるべき物は買うしかないので節約できているかどうか難しいです。(長崎市、50歳代女性)
・節約を義務的に考えず、習慣化すれば余り苦にならず継続できます。(長崎市、50歳代男性)
・食べたいものは食べたい。買いたいものは買いたい。ストレスになるなら、無理強いする節約はしない。(長崎市、50歳代男性)
・身の丈に合った使い方をしていきたいです。(佐世保市、60歳代男性)
・様々な商品が値上げされ生活の圧迫を諸に感じています。値上がりを意識した時からプライベートブランドの食品を購入する事が増えました。(長崎市、60歳代女性)
・平日は節約するが休日は豪華な買物をする等してメリハリある消費活動で生活も楽しみつつ経済にも貢献しています。(長崎市、60歳代男性)
・節約したいと思っているが、切り詰めて生活しているという感じは嫌なので、いろいろと工夫しながら生活を楽しんでます。(長与町、60歳代女性)
(2025.2.28 笠戸 中村)
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