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長崎経済研究所

足踏み続く景況感

~第130回 県内企業景況調査(速報)~

■調査対象:県内主要企業374社(回答企業数218社、回答率58.3%)

■調査方法:WEBと郵送を併用しアンケートを実施                        

■調査期間:2022年10月27日~11月28日

■業種別内訳:製造業56社、非製造業162社

※BSIについて:BSIは回答企業の「好転・増加・上昇」とする企業割合から「悪化・減少・下落」とする企業割合を差し引いた指標。

概況

○全産業の業況判断BSIをみると、新型コロナの落ち着きや西九州新幹線の開業効果などから2022年7~9月期実績はプラス2となり前期(0)から改善。足もと10~12月期(実績見込み)は、原材料・資材価格の高止まりに、円安による輸入物価の上昇が加わりBSIはプラス1とやや悪化。先行き23年1~3月期も、円安や物価高が長引くことへの懸念などから、BSIは△1の見通し。県内企業の景況感は総じて回復基調ながら足踏みが続く見通し(図表1)。

○経営上の問題点(3つ以内の複数回答、全産業計)は、国内企業物価の高止まりから「仕入商品又は原材料価格の値上がり」が68.4%と引き続きトップ。これに「人材不足」が47.9%、「売上・受注の不振」が32.1%で続く。

図表1 業況判断

図表2 業種別 業況判断BSI推移(直近2年)

図表3 経営上の問題点

(2022.12.7 泉 猛)

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