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あなたは朝食を食べていますか?

ながさき暮らしのデータBOX  リサチャン☆アンケート

 朝食を食べることは、生活リズムの向上や健康維持、脳の活性化などにも良い影響があると言われています。そこで今回は、朝食事情についてお尋ねしました。

調査方法 : 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとする
webアンケートサイト「リサチャン」で実施
調査期間 : 2024年11月14日(木)~11月20日(水)
回答者数 : 407人
【年齢層】30歳代以下 66人 40歳代 81人 50歳代 141人 60歳代以上 119人

※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。クリックするとグラフはすべて拡大できます。

◆朝食を食べていますか?・・・“食べている”が約8割

 朝食を食べているか尋ねたところ、「毎日食べている」との回答が8割近くに上りました。

 性別でみても、男女とも約8割が「毎日食べている」との回答でした。

 年代別では、「毎日食べている」が50~60歳代以上では8割を超え、40歳代でも7割を超えている一方、30歳代以下では6割台にとどまり、若年層よりも高年齢層で「毎日食べている」割合が高いことが分かります。

◆どこで朝食を食べている?・・ほとんどの人が「自宅」

 朝食を「毎日食べている」、「食べたり食べなかったり」と回答した方に、どこで朝食を食べているか尋ねたところ、ほとんどの方が「自宅」(97.6%)と回答しています。

 性別でみても、男女ともほとんどの方が「自宅」で食べているとの回答でした。

 年代別でも、年代を問わず「自宅」で食べている割合が高く、特に60歳以上では100%となっています。

◆主に何を食べている?・・「パンやホットケーキ、ワッフルなど」と「ごはん類(和、洋食、カレーなど)が約6割

 朝食を「毎日食べている」、「食べたり食べなかったり」と回答した方に、主に何を食べているか尋ねたところ、「パンやホットケーキ、ワッフルなど」(57.4%)と「ごはん類(和、洋食、カレーなど)」(55.9%)がともに5割を超えて他を圧倒しています。また、「シリアル系(コーンフレークなど)」(10.1%)が約1割でした。この他にも、ヨーグルトやバナナだけ食べているといった回答もありました。

 これを性別でみると、男性は「ごはん類(和、洋食、カレーなど)」が58.6%、「パンやホットケーキ、ワッフルなど」も57.2%とほぼ同じ割合となった一方、女性は「パンやホットケーキ、ワッフルなど」が58.3%、「ごはん類(和、洋食、カレーなど)」が54.4%となりました。

 年代別では、60歳代以上で「パンやホットケーキ、ワッフルなど」の割合が6割を超えています。反対に30歳代以下の若年世代では、「ごはん類(和、洋食、カレーなど)」の割合が7割近くとなりました。50歳代以上の年代では「パンやホットケーキ、ワッフルなど」、40歳代以下の年代では「ごはん類(和、洋食、カレーなど)」の割合が最も高い傾向にあります。

◆デザートは何を食べている?・・・ 食べるデザートは「ヨーグルト類」が最多

朝食を「毎日食べている」、「食べたり食べなかったり」と回答した方に、「デザート」は何を食べているか尋ねたところ、「ヨーグルト類」(36.7%)がトップ、これに「フルーツ」(28.2%)が続きました。また「食べていない」との回答は44.9%になりました。

 性別でみると、男性では「ヨーグルト類」30.3%、次いで「フルーツ」21.4%となっています。「食べていない」は52.4%でした。一方、女性は「ヨーグルト類」が40,4%、「フルーツ」32.0%。「食べていない」は40.8%でした。

 年代別では、60歳以上で、「フルーツ」と「ヨーグルト類」が4割強、30歳代以下では「ヨーグルト類」が4割強となりました。また「食べていない」が40歳代で6割を超えています。

◆「飲み物」は何を飲んでいる?・・・ 「コーヒーやカフェオレなど」と「お茶・紅茶」

 朝食を「毎日食べている」、「食べたり食べなかったり」と回答した方に、「飲み物」は何を飲んでいるか尋ねたところ、「コーヒーやカフェオレなど」が62.0%でトップ。これに「お茶、紅茶」(52.9%)と「牛乳」(20.2%)が続きました。

 性別でみると、男女とも6割強が「コーヒーやカフェオレなど」、5割強が「お茶、紅茶」、約2割が「牛乳」と、全体と似通った回答となりました。

 年代別では、40歳代以上の年代で「コーヒーやカフェオレなど」が6割を超えている一方、30歳代以下では「お茶、紅茶」が6割を超えています。

◆朝食を毎日食べない理由は?・・・ 「朝は食欲がない」と「食べる習慣がない」

 朝食を「食べたり食べなかったり」、「食べていない」と回答した方に、毎日食べていない理由を尋ねたところ「朝は食欲がない」が33.7%でトップ。これに「食べる習慣がない」(27.0%)、「時間がない」(22.5%)が続きました。

 これを性別でみると、男性では「食べる習慣がない」が40.5%となっており、次いで「朝は食欲がない」が29.7%となっています。一方、女性は「朝は食欲がない」が38.8%、次いで「時間がない」が24.5%となっています。

 年代別では、50歳以上の年代で「朝は食欲がない」が4割超と最も多い一方、40歳代以下では、「食べる習慣がない」との回答が3割台で、最も多くなっています。また30歳代以下では、「起きる時間が遅い(朝食を取る時間がない)」(22.7%)との回答が他年代比最も高くなっています。

◎朝食についてひとこと

 皆さん、朝食は元気の源として「しっかり食べる」が基本のようです

◆しっかり摂った方が良いのか、カロリー的には無理して摂らなくても良いのか、様々な意見があってよくわからないが、とりあえず、お腹が減るから食べています。(長与町10歳代、男性)

◆朝食が朝のやる気スイッチになっています。(雲仙市、30歳代女性)

◆食べないという人を見ると嘘でしょ?と思うくらいに1日の活力源です。どんなに早い日でも食べて出ます。(諫早市、30歳代女性)

◆出来ることならば朝ごはんを1日3食のうち1番重きを置きたいが、起床時の体調が毎日異なるし、朝からたくさん食べすぎるとお腹の調子が悪くなるので難しい。(長崎市、30歳代女性)

◆毎日、朝食を食べる習慣をつけたことで体調が整うようになりました!(時津町、40歳代男性)

◆ダイエットのため毎朝納豆ご飯と汁物をいただいています。 朝食のおかげかはわかりませんが結果は出ています。(長崎市、40歳代男性)

◆時間がなくても何かしら口に入れるようにしている。本当は栄養バランスを考えて食べたいがなかなかそこまで出来ていない。(長与町、40歳代女性)

◆学生の時は、食べないと言うのがかっこいいと思っていましたが、食べるのが当たり前になりました。仕事をしていたら持ちません。(佐世保市、50歳代女性)

◆子どもがいる頃は食べていました。今も仕事の日は食べますが、休日は朝から食べる気がしないので、食べないことが多いです。しっかり動くためにはやっぱり、朝食は食べたほうがいいと思っています。(南島原市、50歳代女性)

◆シフト勤務で不規則だが、朝・昼・夜(夜食)は必ず摂るように心掛けています。朝はパンとコーヒーだけだが、それ以外は、サラダ・ひじき煮などを必ず摂ります。(長崎市、50歳代男性)

◆食べないと元気が出ません。理想は自分で作った干物、卵焼き、味噌汁、新米炊き立てご飯。現実は食パンとコーヒーになりがちですね。笑。(大村市、60歳代女性)

◆朝ごはんが美味しいと気分もあがる。(壱岐市、60歳代女性)

◆毎日しっかり食べる事が健康寿命を延ばせると思います。(長崎市、60歳代男性)

◆体調を整える為には、朝食は大事と思います。(対馬市、70歳以上女性)

◆朝食は一日のエネルギーの源であり、朝食抜きでは体も頭も働かない。(長与町、70歳以上男性)

◆朝食が食べられるか、食べられないか体調の状態が分かります しっかり食べれば健康な感じがします。(長崎市、70歳以上女性)

                              (2024.12.4 永山 真)

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