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和菓子、好きですか?

 ながさき暮らしのデータBOX ~リサチャン★レポート


 3時のおやつや食後のデザートとして食べる甘いお菓子。最近ではスイーツといえば洋菓子を指すことが多いようですが、和菓子ファンの方も多いことでしょう。そこで、今回は和菓子についてリサーチしました。


調査方法:長崎県内に居住する18歳以上の男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャ 
     ン」で実施。
調査期間:2024年7月16日(火)~7月22日(月)
回答者数及び属性:412人
     【年齢】30歳代以下71人、40歳代91人、50歳代131人、60歳代以上119人

※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。

※クリックするとグラフはすべて拡大できます。

和菓子をよく食べる人が約6割


 和菓子と洋菓子、よく食べるのはどちらか尋ねたところ、「和菓子」(6.3%)と「どちらかというと和菓子」(13.1%)を合わせると、約2割(19.4%)の人が 「(どちらかというと)和菓子」と答えています。

 一方、「洋菓子」(6.6%)と「どちらかというと洋菓子」(31.1%)を合わせた「(どちらかというと)洋菓子」(37.7%)は約4割であることから、和菓子よりも洋菓子の方が多く食べられていることがうかがえます。

 もっとも、「(どちらかというと)和菓子」(19.4%)と「どちらも同じくらい」(40.0%)、合わせて約6割(59.4%)の人が和菓子をよく食べているといっていいかもしれません。

※和菓子を食べない理由としては、「和菓子を食べる習慣がない」、「あんこが苦手」、「甘いものが苦手」などがあげられています。


 これを年代別にみると、「(どちらかというと)和菓子」は、30歳代以下では約1割(9.8%)ですが、年代が上がるにつれその割合は大きくなり、60歳代以上では3割(30.3%)となっています。


<これ以降の設問は、前問で「洋菓子」および「どちらも食べない」を選択した人以外にお尋ねしました。>


◆約4分の1の人が「週に数回以上」食べている


 和菓子を食べる頻度を尋ねたところ、最も多かったのは「週に1回」(37.5%)で約4割を占めますが、「週に数回以上」(「毎日」(1.3%)+「週に数回」(23.3%)=24.6%)という答えも約4分の1あります。


◆好きな和菓子、上位3つは「だんご・だいふく」、「あられ・せんべい・おかき」、「まんじゅう」


 好きな和菓子は何か複数回答で尋ねたところ、5割以上の人があげたのは、多い順に「だんご・だいふく」(69.2%)、「あられ・せんべい・おかき」(65.1%)、「まんじゅう」(59.2%)、「今川焼き・どら焼き・たい焼き」(55.2%)、「カステラ」(53.9%)でした。


◆購入先は「スーパーなどの量販店」が7割強、「まちの菓子専門店」も5割強


 和菓子をどこで買うか複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「スーパーなどの量販店」で7割強(76.1%)にのぼりました。次に多かったのは過半数の人があげた「まちの菓子専門店」(56.3%)で、「コンビニエンスストア」(42.1%)、「菓子のチェーン店」(34.0%)などを上回りました。



◆約8割がふだんのおやつに


 どんな時(場所、状況)に食べるか(買うか)複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「ふだんのおやつ」(80.4%)で8割を超えました。次に多かったのは「手土産や旅行の土産」(48.8%)で約半数の人があげています。

その他…お供え用など


◆和菓子の魅力、「味・甘さ」はもちろん、「季節感」、「見た目」も

 和菓子の魅力が何か複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「味・甘さ」(83.9%)で8割を超えました。以下、多い順にみると、和菓子の特長でもある「季節感」(41.6%)、「見た目」(30.3%)、「ヘルシー」(27.3%)などがあげられました。

 年代が上がるほどに回答割合が高く、かつ10ポイント以上の違いがあったものが2つあります。ひとつは「原材料」(30歳代以下が9.8%、60歳代以上は29.4%)、もうひとつは「庶民的」(30歳代以下は16.4%、60歳代以上は30.3%)です。


◆自由コメント 

【「和菓子」についてひとこと】


○あんこが大好きです それもつぶあん。小さい頃、実家の母がお彼岸によくおはぎを作ってました。手伝いが嫌でしたが今思えば手のかかることをして食べさせてくれたと感謝してます。(長崎市、60歳代、女性)


○あんこものが好きで、究極は「おはぎ(ぼたもち)」かなあと思います。あんこはヘルシーとも言いますし、ケーキよりは罪悪感が薄れます。値段も安い。(大村市、60歳代、男性)

○あまり甘いものが好きではないのですが、子供のころからお煎餅のほうがよく食べていました。いまでも変わらず塩味・醤油味のほうが好みです。(長崎市、60歳代、女性)

○長崎といえばカステラ。他県から来たので沢山のお店とクオリティの高さに驚きです。(長崎市、50歳代、女性)

○みたらし団子を簡単そうだと思い何回か作ったことがあります。子供の友達も呼んで食べました。その時に「おうちで作れるとは知らなかった」とひとりの子が!思わず「おばちゃんも知らなかった」と(笑)。(佐世保市、60歳代、女性)

○あんこ系とクリーム系、食べたい時が交互にやってきたりしますが、年齢と共に和菓子を好む頻度が高くなりました。お礼や手土産も和菓子が喜ばれる気がします。近所に名前のしれた和菓子店があるのでよく利用します。(長崎市、60歳代、女性)

○歳を重ねてくると、和菓子の美味しさや良さをより感じるようになった。日本の伝統を残していきたいし、子どもや若い人たちにももっと食べてほしいと思う。(佐世保市、40歳代、女性)

○日本特有の文化が含まれている和菓子はとても美しいです。お抹茶のお供として食べたくなりました!(長与町、20歳代、女性)

○和菓子は季節感があるので、四季の移ろいを感じることができるのが、魅力だと思う。和菓子を頂くことで、生活の中にホッとできる時間を持ちたい。(長崎市、60歳代、女性)

○クリームあんみつ大好き、というかそれを頂ける茶屋の雰囲気が落ち着いていて大好き。あんみつ屋、東京でも神戸でも、心が疲れると通ってた。今は近所に全然なくて本当に悲しい。素朴でいいから廃れないで。(佐世保市、50歳代、女性)

○もう少し長崎に専門店、和菓子を食べられる喫茶店があったらいいのにと思います。(長崎市、50歳代、女性)


(2024.7.30 宮崎 繁樹)

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