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長崎経済研究所

雲仙・小浜、もっと行きたくなるには?

~長崎県民アンケート・リサチャン★レポート~ 

 古くから湯治場として、また有数の観光地として多くの人が訪れてきた雲仙市。今回は雲仙・小浜に関する訪問意識や魅力向上策についてお尋ねしました。(本アンケートは雲仙観光局と長崎経済研究所の共同調査です)

調査方法:長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「長崎県民アンケート・リサチャン」で実施。
調査期間:2026年3月26日(木)~4月1日(水)
回答者数及び属性:395人
【年 齢】30歳代以下52人、40歳代87人、50歳代120人、60歳代以上136人
【地 域】県北地域65人、長崎地域252人、県央地域55人、県南地域17人、離島地域6人
 ※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。

雲仙・小浜を最後に訪れたのは「1年以内」が約半数でトップ

 雲仙・小浜を最後に訪れた時期について尋ねたところ、「1年以内」が47.1%で最も多く、「2~3年前」(18.7%)と合わせると、6割以上(65.8%)を占めました。比較的最近訪れている方が多く、雲仙・小浜への来訪は身近なものとなっている様子がうかがえます。

雲仙・小浜を最後に訪れたのは「1年以内」が約半数でトップ

 直近の訪問について日帰りと宿泊のどちらかを尋ねたところ、「日帰り」が約7割(71.7%)で、雲仙・小浜は日帰り旅行先として定着していることがうかがえます。

<最近3年以内に雲仙・小浜に訪れていない人にお尋ねしました>

◆しばらく訪問していない理由は「交通アクセスが不便」が約5割

しばらく訪問していない、または行ったことがない理由を複数回答で尋ねたところ、「交通アクセスが不便」が53.3%で最も多く、次いで「特に理由はないが機会がなかった」(38.5%)、「新しい楽しみ方が浮かばない」(20.7%)となりました。

◆観光情報を見聞きする手段は「テレビ(番組・CM)」がトップ。次点は「友人や家族の口コミ」

 雲仙・小浜の観光情報を見聞きする手段を複数回答で尋ねたところ、「テレビ(番組・CM)」が38.0%で最も多く、次いで「友人や家族の口コミ」(26.6%)、「Instagram」(25.1%)となりました。ネットやSNSなど非対面の情報チャネルが広がる現代において、「友人や家族の口コミ」が第2位となっている点は注目されます。身近な人からのリアルな体験談やおすすめが、今なお高い信頼性を持ち、雲仙・小浜の魅力を伝える大切な役割を果たしていることがうかがえます。

 年代別にみると、「30歳代以下」「40歳代」では「Instagram」の利用が比較的高く、「50歳代」「60歳代以上」では「テレビ(番組・CM)」が他の年代に比べて高い傾向が見られました。こうした違いから、顧客層に応じて観光情報の発信手段を使い分けることも有効かもしれません。

◆雲仙・小浜に「行ってみよう」と思った最大のきっかけは「特にきっかけはなく自然に」がトップ

 雲仙・小浜に「行ってみよう」と思った最大のきっかけを尋ねたところ、「特にきっかけはなく自然に」が36.5%で最も多く、次いで「行きたいところがあった」(29.3%)、「友人や家族に誘われた」(18.3%)となりました。「なんとなく行ってみよう」と思える気軽さも、雲仙・小浜の魅力のひとつといえそうです。一方で、こうした“自然来訪”層をいかに次の目的意識につなげるかが今後のポイントといえるでしょう。

◆温泉入浴以外にしたことは「食事、ランチ」や「お土産購入」

 直近の訪問で、温泉入浴以外にしたことを複数回答で尋ねたところ、「食事、ランチ」が52.7%で最も多く、次いで「お土産購入」(33.7%)、「地獄めぐり」(27.5%)、となりました。

「その他」の回答には「足湯を訪れた」「ゴルフをした」というコメントも複数寄せられました。これらも雲仙・小浜訪問の楽しみのひとつになっているようです。

(参考)

足湯処:ほっとふっと105(長崎県雲仙市小浜町北本町905-7)

 小浜温泉の源泉温度105度にちなんでつくられた、全長105mの日本一長い流れる足湯。100℃を超える豊富な源泉が湯棚を流れ落ち、立ち上がる湯けむりの迫力は抜群です。

島原半島近周辺のゴルフ場:

 雲仙ゴルフ場(長崎県雲仙市小浜町雲仙548)

 島原カントリー倶楽部(長崎県島原市有明町湯江甲1903-1)

 愛野カントリー倶楽部(長崎県雲仙市愛野町甲2789番地)

(出典:雲仙観光情報サイト https://www.unzen.org/spot/hotfoot105

<前問で「温泉入浴以外は何もしなかった」と回答した人にお尋ねしました>

◆温泉入浴以外に行動しなかった理由は「他に行きたいところがなかった」が他を圧倒

 温泉入浴以外に行動しなかった理由を複数回答で尋ねたところ、「他に行きたいところがなかった」が69.4%で群を抜いて最も多くなりました。温泉以外の魅力発信が今後の課題となるかもしれません。

◆充実してほしいものは“食”(「食事処」「カフェ・スウィーツのお店」)がトップ1・2

 雲仙・小浜に「行ってみたい」「もっと長く過ごしたい」と思えるには、どのようなものを充実すべきだと思うかを複数回答で尋ねたところ、「食事処(ランチ・夕食)」が58.7%で最も多く、次いで「カフェ・スウィーツのお店」が35.9%となり、“食”の充実に関するものがトップ1・2となりました。その他、「温泉巡りのチケット」(34.2%)や「買い物・お土産購入の場所」(26.1%)が続いています。

今後1年以内に雲仙・小浜を訪れたいと「思う」は約6割

 今後1年以内に雲仙・小浜を訪れたいと思うかを尋ねたところ、「ぜひ訪れたい」(23.5%)「どちらかといえば訪れたい」(35.9%)を合わせた「訪れたい」との回答は59.4%で、全体の約6割の人が1年以内に訪れたいとしています。一方、「(あまり)訪れたいと思わない」は全体の約1割(12.4%)にとどまりました。

 最後に、「雲仙・小浜に行ってみようと思った最大のきっかけ」を縦軸、「今後1年以内に雲仙・小浜を訪れたいか」を横軸に整理してみると、いくつかの特徴が見えてきます。

 最も多かった「特にきっかけはなく自然に」訪れた層は、来訪自体は多いものの、今後1年以内のリピート意向は比較的高くない傾向が見られました。一方で、「行きたいところがあった」や「友人や家族に誘われた」といった明確な動機を持って訪れた層は、リピート意向が高い傾向にあります。このことから、明確な目的を持たずに訪れた人に対して現地での体験を通じて感動や新たな発見を提供することにより、リピーターとなる可能性も十分にありそうです。

◆自由コメント

雲仙・小浜に「もっと行きたい!」と思えるためには、どのようになればよいか?何が足りないか?など、自由に意見をいただきました。

〇小浜には美味しいものがたくさんあるので、グルメフェス等で盛り上げたら良いと思います!(長崎市、40歳代、男性)

〇散策マップ(紙または電子版、アプリなど)があれば嬉しい。長崎県内の既存アプリ(ストローカルなど)を活用してお得なクーポンを販売するなど。現在雲仙地区ではバスのチケットしか販売していないようだった。この他にも様々なチケットがアプリから購入できるようになれば嬉しい。(佐世保市、30歳代、女性)

〇遠い!というイメージをなんとかする必要があるのと、一本道で渋滞したら迂回路がないことの解消ができれば。(佐世保市、50歳代、女性)

〇温泉やサウナの情報をもっと知りたい。(諫早市、20歳代、女性)

〇PRが下手だと思います。 温泉街が一体となっていないのではないでしょうか。(長崎市、50歳代、男性)

〇メリッタkidsのような全天候型の大きな子供の遊び場がほしい。子供と一日遊んだ後に家族風呂に入って食事して帰りたい。(長崎市、30歳代、女性)

〇不自然に手を加えない自然さが大切。(長崎市、70歳代、男性)

〇車中泊ができる場所を作ってもらいたい。そうすれば気軽に夜の小浜を楽しめる。小浜の足湯近くの駐車場は以前は車中泊ができたが、現在は車中泊ができないと聞く。県内の小浜や雲仙に行くのに毎回旅館やホテル代を出して泊まろうとは思わず、行きたい居酒屋もあるのだがなかなか行くことができなく残念に思っている。(大村市、70歳以上、男性)

〇駐車場がいろんな場所にあって停めやすかったらもっと行くかもしれません。(時津町、40歳代、女性)

〇おしゃれでおいしい御飯屋さんが色々とあるので、もっと宣伝したら、お客さんが増えると思います。車以外のアクセス性が上がったら尚更良いですね。(佐世保市、40歳代、男性)

(2026.4.10 村田 聡)

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