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防犯対策、してますか?

 

ながさき暮らしのデータBOX リサチャン★アンケート

 犯罪に関するニュースが多く、防犯への意識も高まってきているのではないでしょうか。そこで、今回は皆さんの防犯対策についてリサーチしました。

【調査方法】 長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。
【調査期間】 2024年12月19日(木)~12月25日(水)
【回答者数】 383人
【年 齢】30歳代以下64人、40歳代71人、50歳代136人、60歳代以上112人

 ※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。

日頃から「防犯」に気を付けていますか? ⇒ 8割が「気を付けている」

 日頃から「防犯」に気を付けているか尋ねたところ、「気を付けている」が23.2%、「まあまあ気を付けている」が56.1%となり、合わせると約8割(79.4%)が「(まあまあ)気を付けている」との回答でした。一方、「(あまり)気を付けていない」は20.6%でした。

 この防犯意識を年齢層別にみると、年齢層が上がるほど高い傾向にありますが、30歳代以下・40歳代でも「(まあまあ)気を付けている」が7割を超えています。また、男女別では男性(74.9%)より女性(82.7%)の方がやや高いようです。

このように、年齢、性別を問わず、防犯に気を配っている人が多いことがわかります。

お住まいの地域で防犯上の不安を感じていますか? ⇒ 6割近くは「(あまり)不安はない」

皆さんにお住まいの地域で防犯上の不安を感じているか尋ねたところ、「大変不安である」は4.4%にとどまり、「少し不安である」が37.9%と4割近くを占め、合わせると「(少し)不安である」が42.3%でした。一方、「特に不安はない」は10.7%でしたが、「あまり不安はない」が47.0%となり、合わせると「(あまり)不安はない」が6割近くを占めました。

 これを属性別にみると、40歳代では「(少し)不安である」が半数を超えており、他の年代より多くなっています。また「(少し)不安である」の割合は、男性が36.7%に対し女性は46.4%と高めとなっています。

不安と感じるのは? ⇒ 上位は「近所の道路」や「自宅」

皆さんに「不安を感じる場所」を複数回答で尋ねたところ、上位は「近所の道路」(31.1%)と「自宅」(28.7%)でした。以下、「近くの空家・空きビル・空地」(23.0%)、「近くの公園・トイレや遊び場」(21.1%)となりました。一方、「特にない」との回答も28.7%と3割近くありました。

 属性別にみると、30歳代以下では最も多いのが「近くの公園・トイレや遊び場」、40歳代では「近所の道路」と「自宅」なのに対し、50歳代では「特にない」がトップになるなど、違いがあります。また男性では「特にない」が35.5%でトップに対し、女性は23.2%にとどまっています。

【注】網掛けは、ピンクが1位、青が2位、緑が3位です。以下同様。

不安になることは? ⇒「街灯が少ない」と「防犯カメラが少ない」が上位

 不安になるのはどのようなことかを複数回答で尋ねたところ、「帰り道など街灯が少ない」が49.6%、「防犯カメラが少ない」が48.0%といずれも半数近くに上りました。これに「空き家・空地などが増える」が29.0%で続きました。

 属性別にみると、やはり男性より女性の方が不安になることが多いようです。年代別では50歳代以下では「帰り道など街灯が少ない」が5~6割となっていますが、60歳代以上では「空き家・空地などが増える」が38.4%と「街灯が少ない」を上回っています。

不安になる犯罪は? ⇒ トップは「空き巣や忍び込みなど住居侵入」

 不安になる犯罪は何かを複数回答で尋ねたところ、「空き巣や忍び込みなど住居侵入」が69.2%と最も多く挙がりました。以下、「詐欺電話や悪質商法・押し売り」50.9%、「迷惑メールや詐欺メールなど」41.3%、「ひったくり・路上強盗」38.4%と続いています。

 属性別にみても、男女、年代を問わず「空き巣や忍び込みなど住居侵入」がトップとなっています。もっとも、それ以外では差異もみられ、40歳代と30歳代以下では「ひったくり・路上強盗」と「痴漢などの性犯罪」が4割から5割近く挙がっており、さらに「SNSトラブル」や「つきまといなどストーカー行為」も50歳代・60歳代以上より目立ちます。

防犯・安全に関する情報はどこから? ⇒ 多いのは「ネットの情報(ながさき安全安心情報など)」

 防犯・安全に関する情報を主に何から得ているのか、複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「ネットの情報(ながさき安全安心情報など)」で41.6%でした。もっとも、「家族・知人」(34.0%)、「市町のサイト、広報誌」(33.8%)、「SNS」(29.1%)、「長崎県警の防犯情報メール(「安心メール・キャッチくん」)」(28.0%)といずれも3割前後となっており、いくつかの情報源を利用していることがうかがえます。

 属性別にみると、30歳代以下では「SNS」が最も多く、48.4%が利用しています。また、60歳以上では「市町のサイト、広報誌」が44.6%と他の年代より高くなっています。

日頃からの防犯対策は? ⇒ 「自宅の戸締り」は9割が実践

 日頃から取り組んでいる防犯対策は何かを複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「自宅の戸締り」の91.4%で、殆どの人が実践しており、次いで「電話勧誘・訪問販売の拒否」も59.5%と6割方が取り組んでいます。このほかでは、「インターネットのセキュリティ対策」(42.8%)と「暗い夜道などの回避」(31.1%)が3~4割となっています。


 属性別にみても、基本的な防犯対策の実践状況に大きな違いはなく、防犯意識が高いことがうかがえます。なお、60歳代以上の方が「電話勧誘・訪問販売の拒否」や「インターネットのセキュリティ対策」、「家の電話を留守電に設定」などは他の年代より実践率が高くなっています。また、「暗い夜道などの回避」は女性が38.6%となっていますが、男性も20.6%と比較的多くなっています。

防犯対策について一言

防犯意識を高めざるを得ないようなニュースが多く、今回のアンケートでも、大半が「防犯」に「(まあまあ)気を付けている」こと、日頃から「防犯・安全情報」の収集や「防犯対策」に心がけていることがうかがえます。皆さんから、たくさんのご意見を頂戴しました。

強盗が増え怖いので自宅に防犯カメラをつけた。(長崎市、20歳代女性)

◇近年犯罪が多くなっているため、他人事だと思わず意識して防犯対策を行う。(佐世保市、20歳代男性)

◇子供の登下校が心配。(大村市、30歳代女性)

◇若者が未来に希望を持てる社会であることを祈ります。(長崎市、50歳代男性)

◇家族間でも意識の差があるのは問題だと思う。そこを合わせていかないといけない。(諫早市、30歳代男性)

◇狙われないように、日々警戒心を心の片隅に置いておくことが重要だと思う。(佐世保市、40歳代女性)

◇田舎暮らしだから、と、つい無頓着になりがち。(西海市、40歳代女性)

◇当たり前のことを当たり前にやることが肝要(戸締りなど)。(長崎市60歳代男性)

◇子供の通学路が人通りが少なく心配です。(長崎市、40歳代女性)

◇今まで荒れ放題だった自宅周りの雑草や木々を伐採して、視界をスッキリさせた。(長崎市、50歳代女性)

◇地域の人たちと連携して防犯に努める必要があると思う。(長崎市、60歳代男性)

◇迷惑勧誘メールが怖いです。(長崎市、50歳代女性)

◇ご近所声かけあって、気をつけていきたい。(南島原市、50歳代女性)

◇空き家の対策をどうにかしてほしいと思う。(長崎市、40歳代男性)

◇昔のような防犯をあまり考えなくても安全だった頃、いかに平和だったかを感じます。時代の流れとはいえ人を疑わないといけないのは悲しいですね。(大村市、60歳代女性)

(笠戸、中村)

 

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