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長崎経済研究所

~オープンイノベーション拠点「Mogi Note」
オープニングセレモニーが開催されました~

 オープンイノベーションによる新規事業創出を目指して活動する「NAIGAICREW」は、5月20日に開催されたオープンイノベーション拠点「Mogi Note」オープニングセレモニーを支援しました。
 長崎市茂木地区のゲストハウス「NAGASAKI HOUSEぶらぶら」内に開設された「Mogi Note」でのセレモニーは、長崎創生プロジェクト認定や、地方×都市のオープンイノベーション事例のご紹介ならびにパネルディスカッションなど、内容盛りだくさんでした。

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 当日は18時より開始。関東、福岡、長崎など各地から70名を超える方々にお越しいただき、オンラインを含めると100名近くのみなさまにご参加いただきました。

 はじめに、本施設の運営者である株式会社toitoitoiの大島代表取締役から以下のようなご挨拶がありました。

 あくまでも「Mogi Note」は箱でしかありません。
 これから、ご参加いただいた都市部企業のみなさま、地場企業のみなさまと知恵を出し合い、魅力的な人が集う共創の場を創造していきたいと思います。
 まちづくりをしていると、地域課題を誰かのせいにしてしまうといった意見を耳にします。
 まずは何事も自分事として捉えて「自分が出来ることをまずはやってみる」というような人が集まる場所を作りたい!と思っています。
 「おもしろい人がいるから、俺も集まろう」そんな“場”としてのエネルギーが、この混沌とした地方を変えるきっかけになればと思い「Mogi Note」を作りました。
 壮大な社会実験の“場”としてあれこれチャレンジしたいと思っていますので、ピンときた方はお気軽に大島までご連絡ください。

 続いて、今回の「Mogi Note」開設に深く関わっていただいた(一社)Work Design Labの石川代表理事より、ビジネスを生み出すためのプロジェクトおよびその土壌となるコミュニティ醸成の重要性についてご講演いただきました。

 続いて長崎創生プロジェクト事業認定式。田上長崎市長から大島代表取締役へ認定書が手渡されました。 「Mogi Note」が企業や個人の新しい働き方のニーズに応えることができるサテライトオフィスの場となること、また、地域と都市部企業による事業の共創が推進されることにより、長崎の課題解決につながるような新たな視点からの事業や産業の創出が期待されることなどから、長崎創生プロジェクト事業に認定されたものです。

 このあと、長崎で活動するオープンイノベーション支援チームNAIGAICREWについて、主要メンバーである山田さん(長崎市商工部産業雇用政策課)から、説明していただきました。

 さらに、長崎市商工部 産業雇用政策課の林さまに、長崎市における企業コミュニティ醸成拠点創出推進事業のご説明をいただきまました。

 次に、長崎県外企業5社ならびに雲仙市のオープンイノベーション事例をそれぞれご紹介いただきました。

<1.一般社団法人Work Design Lab>

<2.株式会社シーエーシー>

<3.株式会社ヴァンクラフト>

<4.伊藤忠インタラクティブ株式会社>

<5.伊藤忠テクノソリューションズ株式会社>

<6.雲仙市>

 ここで、一旦休憩を挟んでパネルディスカッションに入りました。

ファシリテーターは、NAIGAICREWメンバーの山田さん(長崎市)、登壇者は次の6名の方々です。

 パネルディスカッションのテーマは「地方と都市の共創において重要なこととは何か?」です。
 イベント前半では未来に向かっての総論・マクロ的なお話が中心だったことから、パネルディスカッションでは過去から現在の話を通してミクロで何が起こっていたのかについて、それぞれのパネリストの方から、何をきっかけにどのようなことを行ってきて、現在どうなったのかという流れと、その中で重要だと感じたことが何だったのかをお話していただきました。

 次にコワーキングスペース・シェアオフィスDIAGONAL RUN NAGASAKI(DRN:ダイヤゴナルランナガサキ)について、十八親和銀行地域振興部の山下さまよりご紹介いただきました。
 このDRNをお借りし、翌21日には県外企業の皆様とNAIGAICREWメンバーとの「オープンイノベーションコミュニティネットワーキングイベント」と題して、約4時間にわたりフリーディスカッションを行いました。

 オープニングセレモニーの最後に、長崎都市経営戦略推進会議の小川議長よりクロージングのご挨拶をいただき終了となりました。

 NAIGAICREWでは、オープンイノベーション拠点「MogiNote」をはじめとした様々な施設や、個人、団体、企業などとともにコミュニティの醸成を通じて、新規事業創出を目指してまいります。

(寳珠 真一)

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