2022年1月12日(水)、弊社・泉猛主任研究員が長崎銀行協会の新年情報交換会にて、『2022年長崎県内の経済見通しについて』と題し、協会加盟行の部長・支店長など7名を前に講師を務めました。
情報交換会では、主に次の2つの内容を採り上げました。
①トップアンケート結果の要旨
弊社が昨年12月に実施したトップアンケートの結果を踏まえ、「今年の県内経済は、供給制約への懸念があるものの、景気回復への期待が大きい1年となるものとみられる。昨年開業した出島メッセ長崎が本格稼働することや、今春には長崎駅高架下に「長崎街道かもめ市場」がオープン、今秋にはいよいよ西九州新幹線が開業予定であることなどから、交流人口の拡大に加え、域内での観光消費額の増加も見込まれ、その経済効果を実感できる年となることを期待したい。」との内容をご説明しました。
②長崎新聞社との合同企画・新年アンケート結果の要旨
「70歳定年延長」、「女性活躍推進行動計画の策定」、「コロナ前と比較した採用活動の変化」など、慢性化する人手不足への対応や生産性向上への取組み状況などをご説明しました。
参加者からは、「スライドを使って具体的に写真やデータを示されながら説明を受け、今後の県内経済を視覚的に捉えることができたので、たいへん参考になりました。」との感想が寄せられました。
年明け以降、新型コロナの第6波・オミクロン株がリスク要因として挙げられますが、今年の干支である『寅』は千里を走る、という相場の格言があるように、県内経済も勢いのある力強い景気の回復が期待されます。
トップアンケート、新年アンケートの結果は、本サイト『ながさき経済』新年号に掲載してありますので、是非、ご一読下さい。