ながさき暮らしのデータBOX ~リサチャン★レポート~
猛暑、酷暑、暑いですね。熱中症も心配ですが、皆さんの暑さ対策はどのようなものでしょうか。いろいろあると思いますが、今回は基本的な対策についてリサーチしました。
【調査方法】長崎県内に居住する18歳以上男女をモニターとするwebアンケートサイト「リサチャン」で実施。 【調査期間】2024年7月31日(水)~8月6日(火) 【回答者数】384人 【年 齢 層】 30歳代以下 64人 40歳代 91人 50歳代 121人 60歳代以上108人 |
※グラフの構成比は、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
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「暑い日は不要不急の外出を控える」ことについては、38.3%の人が「控えている」と回答し、「控えることもある」が44.3%でした。合わせると8割以上の人が、熱中症などのリスク回避の行動をとっているものとみられます。一方、「とくに控えてはいない」との回答は17.4%でした。
年代別にみると、「控えている」との回答割合は60歳以上がほぼ5割と高く、それ以下の年代も3~4割程度となっています。一方、「とくに控えていない」との回答は30歳代以下が25%と比較的高いようです。また、女性の方が男性よりも「控える」割合がやや高いようです。
夏バテを防ぎ、体力を維持することにつながる「1日3食、ちゃんと食べる」ことについては、全体の63.0%が「いつも食べている」との回答でした。また、「できるだけ食べるようにしている」も26.0%となっており、合わせると9割方が1日3食をちゃんと食べるようにしていることがわかります。一方、「1日2食以下である」という人は10.9%にとどまりました。
年代別にみると、30歳代以下では「いつも食べている」が50.0%と上の年代より低いものの、「できるだけ食べるようにしている」(37.5%)を合わせると約9割となっており、1日3食を心がけているのは各世代に共通しています。
屋内、屋外問わず、熱中症リスクがあるとされますが、「屋内でも屋外でも、何らかの暑さ対策をとる」ことについては、「いつも心がけている」が46.1%、「まあまあ心がけている」が49.2%となっており、殆どの人が心がけていることがわかります。
また、「いつも心がけている」の割合は男性の34.4%に対し、女性は55.0%となっており、女性の方がより留意していることがうかがえます。
「外出時には帽子や日傘を利用する」ことについては、過半数(51.3%)の人が「いつも使っている」としており、「時々、使っている」(31.8%)を合わせると、8割以上の人が使っていることがわかります。一方、「使っていない」という人は16.9%でした。
男女別にみると、「いつも使っている」の割合が女性は68.0%に上りますが、男性では27.3%にとどまり、「時々、使っている」が37.7%でした。「使っていない」との回答は女性4.5%に対し、男性は35.1%に上りました。
「外出時に冷感グッズなどを使う」ことについては、「いつも使っている」という人は8.9%ですが、「時々、使っている」が40.9%となっており、合わせると半数が「(いつも・時々)使っている」ようです。
男女別にみると、「(いつも・時々)使っている」のは女性が6割に対し、男性は4割弱となっています。
屋内でも熱中症のリスクがあるため、エアコンが推奨されています。「(我慢せず)エアコンを使う」ことについては、「いつも使っている」との回答が81.5%に達し、「時々、使っている」(15.4%)を合わせると、殆どの人が我慢せず利用していることがわかります。
これは年代別にみても、男女別にみても大きな違いはなく、暑さ対策としてのエアコン利用が浸透しているようです。
暑いなか、外出した際には十分な水分補給が欠かせません。「外出時には十分、水分補給する」ことについては、「いつも心がけている」との回答が62.2%、「まあまあ心がけている」が34.1%となっており、殆どの人が水分補給に気がけていることがわかります。これは年代別、男女別にみても、大きな違いはありません。
基本的な暑さ対策7項目の回答をまとめると、実施率は「(我慢せず)エアコンを使う」が8割と高く、次いで「1日3食、ちゃんと食べる」(63.0%)と「外出時には十分、水分補給する」(62.2%)が6割を超えました。
エアコンを我慢せず使い、1日3食、ちゃんと食べ、外出時は十分、水分補給する、ということが、概ね皆さんの基本的な対策といえそうです。
〇水分補給だけは喉が渇いていなくてもしないと生死に関わる暑さに感じる。(諫早市、30歳代、男性)
〇常に、水分は持ち歩いている。梅ジュースを作り仕事中毎日のんでいる。(長崎市、30歳代、女性)
〇とにかく十分な水分と適度な塩分を摂ること。電気料金がこわいけどエアコンを使用することを心がけている。(諫早市、60歳代、男性)
〇仕事柄、屋外での接客作業が多く、客の見えない場所ではマスクを外し、こまめにボディシートで汗を拭いている。(長崎市、50歳代、男性)
〇外出時は日傘やつばの広い帽子をかぶり、飲み物を携帯してこまめに水分をとることを心がけるのが大事。(長崎市、60歳代、女性)
〇外出時は必ず保冷剤を持参、ハンカチやタオルで首に巻き保冷するようにしてます。夜間もエアコンをつけて寝ますが来月の電気代が心配ですが…(大村市、50歳代、女性)
〇体調の悪さを実感する前に、補水や休息をとるようにしている。(五島市、30歳代、男性)
〇保冷剤をタオルに巻いて首にかけてます。暑くて夏バテして体調を崩さないように、無理をしない程度に汗もかいて身体を暑さに慣れさせてたくさん食べるようにしています!(時津町、30歳代、女性)
〇赤ちゃんがいるので1日中エアコンつけていて、電気代が怖い。(諫早市、40歳代、女性)
〇在宅中は常にエアコンを使ってます。出かける時には日傘やクールネックリングを利用し飲み物も持って出掛けます。出かける回数は少なめにしてます。(西海市、60歳代、女性)
〇遮光カーテンで室内の温度の上がるのを抑える。こまめな水分補給。 愛犬の散歩は早朝。(佐世保市、50歳代、女性)
〇最近の危険を伴う暑さには参ってしまいますね。幼児が2人いるので、家での暑さ対策はもちろんのこと外出時の暑さ対策グッズや着替え、水筒など抜かりなくしないと命に関わると思って気を付けて過ごしています。(佐世保市、40歳代、女性)
〇エアコンは苦手なのであまり使いません。扇風機や氷枕など、自分に合った暑さ対策をしています(長崎市、40歳代、女性)
(2024.8.9 中村 政博)